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新種麻薬が流行、関税庁が「撲滅戦争」宣言へ

新種麻薬が流行、関税庁が「撲滅戦争」宣言へ

Posted June. 26, 2012 08:42,   

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関税庁が「世界麻薬撲滅の日(26日)」を迎え、在韓米軍を中心に広まっている新種麻薬との戦争を宣言することにした。

25日、関税庁によると、09年に摘発された合成大麻は30グラムに過ぎなかったが、11年には3059グラムと約100倍に増加。さらに今年5月までに6887グラムが摘発され、3年間で230倍に増えた。合成大麻はマリファナの幻覚成分を化学的に調合したもので従来のマリファナより幻覚性が強い。

植物性麻薬の「カート」の主成分を合成して作られた合成カチノンも国内に持ち込まれ、10年に1グラムが初めて摘発されて以来、今年5月までに76グラムが税関に摘発された。関税庁の当局者は、「最近、新種麻薬が世界中で流行する中で、国内への持ち込みが増えている」とし、「麻薬犯が麻薬類の化学構造を一部変形した『新商品』が持続的に作られるため、取り締まり機関は困惑している」と話した。

特に、合成大麻の一種でいわゆる「スパイス」と呼ばれる麻薬は、主に在韓米軍が持ち込んでいる。今年5月まで摘発された合成大麻の約80%が在韓米軍から押収されている。昨年、米連邦捜査局(FBI)傘下の米国家陸上情報センター(NGIC)でも「在韓米軍内の『コリア・ドラゴン・ファミリー』などの暴力組織が麻薬密売に介入している」という内容の報告書を提出した。

関税庁は、このような新種麻薬が国内で広まるのを防ぐため、関税庁長直属で「新種麻薬特別取り締まり本部」を設置して米国、ハンガリーなど主要搬入国の特送貨物や国際郵便に対して特別取り締まりを実施する。また、25〜29日を麻薬撲滅週間に設定し、仁川(インチョン)空港など主要空港や港湾で「麻薬類代理運搬根絶キャンペーン」を展開する予定だ。



constant25@donga.com