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英大手銀行、「韓国経済は50年にも3%近く成長」と予測

英大手銀行、「韓国経済は50年にも3%近く成長」と予測

Posted June. 20, 2012 05:42,   

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韓国経済がこれから高齢化で大きな打撃が予想されるが、女性の雇用率を引き上げると、50年にも潜在成長率が3%に達するという予測が出た。

19日、国際金融センターによると、英大手商業銀行のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は13日付で発表した「人口構造変化による韓国経済の衝撃」と題された報告書の中で、昨年に4.2%と推定された韓国の潜在成長率が23年には3.1%に大きく鈍化するだろうが、以後減速基調が鈍くなり、50年には2.5%に安定されるとの見通しを示しした。

報告書は、「韓国がこれから女性の雇用率を高めて、50年に経済活動参加率を英国と同じレベルに押し上げられれば、潜在成長率が0.3ポイントは高くなることもありえる。この場合、50年の韓国の潜在成長率は2.8%になる」と説明した。昨年の韓国女性の経済活動参加率は49.7%で、男性(73.1%)を大きく下回った。

RBSのこのような見通しは、31年の韓国の潜在成長率を年間1%とした先月の経済協力開発機関(OECD)の予測に比べると、大変楽観的なものだ。ただし、報告書は、韓国の労働生産性と資本蓄積が、人口高齢化の影響を受けないことを前提としている。

報告書はまた、韓国の高齢化が財政健全性や国内の資産価格などに与える影響も限定的だろうと予想した。韓国の国内総生産(GDP)で税収が占める割合が小さく、今後税金引き上げの余力が十分であり、中国など外国の韓国への投資拡大が国内の資産価格を下支えできるという論理だ。

ただし、報告書は、韓国の労働人口が16年から減少し、全体人口の平均年齢も45年には50歳と世界最高になると見通した。また、高齢化による貯蓄の減少で経常収支は34年から赤字へ転じて、50年には赤字規模がGDPの4%に達すると見通した。



jarrett@donga.com