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北朝鮮によるKAL機拉致被害者11人、家族会が生死確認を要求

北朝鮮によるKAL機拉致被害者11人、家族会が生死確認を要求

Posted June. 18, 2012 08:10,   

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「1969年KAL機拉致被害者家族会」が17日、ソウル市鍾路区世宗路(チョンノグ・セジョンノ)にある政府総合庁舎の前で記者会見し、「北朝鮮は拉致被害者11人の生死と所在について即座に明らかにせよ」と要求した。1969年12月、乗客と乗務員の計51人を乗せて江陵を出発し、ソウルへ向かっていた大韓(テハン)航空旅客機YS−11便は、一般乗客を装って乗っていた北朝鮮スパイのチョ・チャンヒによって乗っ取られ、北朝鮮に向かった。北朝鮮は、翌年2月に39人だけを送還し、11人は本人たちの自由意志に従って北朝鮮に残留したとして、送還を拒否した。

家族会の黄仁哲(ファン・インチョル)代表は、「今日は、国連人権理事会傘下の『強制的・自発的行方不明者に関する作業部会』に生死確認を求める請願書を送ってから2年目になる日だ」とし、「韓国政府も、国際社会の支持を取り付けるため、北朝鮮への圧力を強化するべきだ」と話した。

北朝鮮は先月、「統営(トンヨン)の娘」申淑子(シン・スクジャ)さんが1980年代から患っていた肝炎のために死亡したと国連に通知しているが、KAL機拉致被害者の生死については一貫して沈黙を守っている。



shcho@donga.com