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ペルー・ヘリ墜落事故死者、身元確認や遺伝子検査に1ヵ月も
JUNE 12, 2012 08:22  

誰も言葉がなかった。涙も簡単には出ない。ただため息をつく音だけが、空っぽの壁にぶつかって胸を打った。ペルー南部のクスコのホテルに用意された韓国大使館の非常対策本部状況室は沈痛そのものだった。

ペルーの首都リマで飛行機に乗り換えて到着したクスコは、一時人口が100万人以上の旧インカ帝国の首都だった。しかし、現在人口は35万人に減り、衰退した都心は痛ましいヘリコプター事故の空気が重く漂い、ものさびしかった。非常対策本部は沈うつだった。ある職員にインタビューを要請すると、「言葉はない」と首を横に振った。

事故現場から犠牲者の遺体が搬送されている臨時安置所は、状況室のすぐ近くにあった。10日(現地時間)、ママロサ山でなんとか14体の遺体をすべて収拾したが、現在身元が明らかになっているのは韓国人1人を含め4人だけ。爆発事故がそれだけひどかったということだ。11日未明にすべての遺体が到着する予定であり、正確な処理手続きや時期はまだ分からない状況だ。間もなく到着する遺族が身元を確認した後、医師の所見と検察から死亡確認を受ける手順を踏む。状況室によると、犠牲者の多くが時計などを着用しており、遺族の確認は難しくないとみえる。しかし、ペルー警察関係者は、「遺体の損傷がひどく、歯の確認や遺伝子検査が必要になるかも知れない」と話した。もし遺伝子検査まで受けることになれば、現地で1ヵ月ほど時間を要する可能性もある。

ペルー警察は、救助ヘリコプターで捜索作業を始め、ママロサ山の事故現場を撮った映像の一部を公開した。聯合ニュースが入手した20秒の映像によると、海抜約4950メートルのママロサ山の上空から見た事故現場は惨憺そのものだった。映像には、頂上付近の岩壁に爆発による火災で焼けたような真っ黒な跡が大きく広がっていた。その下には、事故ヘリコプターの尾とプロペラと見える機体の一部が散らばっていた。気象の悪化で雲に覆われた岩壁に衝突したようだという現地捜索関係者の分析の説得力が増す映像だった。

陸上救助隊が気象の悪化で事故現場の接近に失敗した後、ペルー当局は10日午前、山岳救助専門隊20人と軍警など計50人を投じて捜索を行った。ヘリコプターから肉眼で死亡を確認したので、遺体の収容に重点を置いた作業だった。彼らは午前に遺体13体を収容したが、最後の1体が発見できず、2時間ほど作業を行い、何とかすべての遺体を発見した。

ペルーに向かった家族がまだ到着せず、事故収拾の進行は比較的遅かったが、国内では素早く収拾が行われている。韓国水資源公社は、故キム・ビョンダル海外事業処チーム長(50)の葬儀を「公社葬」で行うことを決めた。公社は葬儀委員会を構成し、11日午後、大田(テジョン)本社に焼香所を設置した。

外国人職員1人を含め職員4人が犠牲になった三星(サムソン)物産は、11日に焼香所の設置を終えた。三星物産関係者は、「家族がまだペルーにいるので協議できない。会社としては、会社葬を行う考えだが、家族の意見を聞き、運柩・葬儀の手続きを具体的に相談する」と明らかにした。それぞれ2人の職員が犠牲になったソヨン・エンジニアリングと韓国総合建設も、家族と相談し、葬儀の手続きを決める計画だ。

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