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ペルーで犠牲になった8人の民間人、政府が褒章・勲章授与を検討

ペルーで犠牲になった8人の民間人、政府が褒章・勲章授与を検討

Posted June. 12, 2012 08:22,   

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「どうか生きていてほしかったのに…」

今月6日(現地時間)、ペルーの山岳地域で岸壁と衝突してから連絡が途絶え、行方不明になっていたヘリコプターの搭乗者14人が10日、全員遺体で見つかった。奇跡的な生存者がいるかも知れないという小さな希望は結局崩れてしまった。韓国政府は散華した8人の韓国人に対し、勲・褒章などの褒賞を追叙する方針だ。海外建設市場の開拓と第三世界の脱貧困支援に向け、南米の高山地帯などで危険をいとわなかった故人たちの精神と勇気をたたえるためだ。

ペルー当局は同日、事故ヘリの残骸が見つかった地域に、山岳救助専門人20人や警察、軍人など計50人を投入して捜索を行ったところ、8人の韓国人をはじめとする搭乗者全員の遺体が見つかったと明らかにした。ヘリの残骸は前日の9日正午ごろ、南部山岳地域のコリーヌから東側に約4キロ離れたマンマローザ山(標高4950メートル)の頂上付近で、空中から捜索を行っていた救助ヘリにより見つかった。事故ヘリには三星(サムソン)物産の社員など韓国人8人と操縦士を含むペルー人3人、そしてオランダ人、スウェーデン人、チェコ人各1人が乗り込んでいた。

地元警察は、ペルー南部のプノ地域のモヨコ水力発電所建設現場を視察し、クスコへ戻るヘリコプターがママロサ山の雪に覆われた岸壁に衝突して事故を起こしたものと把握している。ミゲルロハス・クスコ州警察庁長職務代理は、聨合ニュースに対し、「事故に遭ったヘリ機の操縦士が高度を上げる途中、雲に隠れた岸壁が見えなかったようだ」とし、「岸壁の上部に残っている黒色の跡がその証拠だ」と話した。

ヘリ機が岸壁に衝突して爆発しながら遺体が焼けて身元の確認に進展がない。警察の関係者は、「いたいが火に焼けて酷く毀損されている」とし、「少なくとも5、6人の遺族とのDNA対照や歯牙確認などを通じて身元を確認しなければならないだろう」と話した。在ペルー韓国大使館によると、韓国人1人を含めた4人の身元が確認されたという。

最初、事故現場の都市であるオコンガテに臨時収容されると言われていた遺体は、11日現在、韓国大使館と各企業の総合状況室が設置されているクスコ市内の安置所に移されている。被害者の遺体は、11、12日の二日間、クスコに到着した遺族らを通じて、身元確認の手続きが終わり次第、医師の所見とともに検察が死亡を確認すれば、韓国への搬送が行われる。

一方、国土海洋部(国土部)の高官は11日、「犠牲者に勲章や褒章、大統領表彰などの褒賞を与えるため、国家報勲処、行政安全部と協議を進める」と話した。大型の海外プロジェクトは官民が合同で推進しなければならないため、国益のために活動して死亡したものと看做せるというのが国土部の判断だ。海外活動中に殉職した民間人に勲章や褒章が与えたれるのは初めて。



yhchoi65@donga.com journari@donga.com