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韓国を訪れる外国人観光客の増加率、中国の3.3倍

韓国を訪れる外国人観光客の増加率、中国の3.3倍

Posted June. 12, 2012 08:22,   

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昨年、韓国を訪れた外国人観光客の前年比増加率は、中国を訪れた観光客の増加率より3倍以上高いことが分かった。また、高速鉄道のKTXは頻繁な故障により国内で批判を浴びているものの、フランスやイタリアなど先進国の高速鉄道に比べると、サービスの質や事故率の面ではるかに優れているという分析結果が出た。

11日、韓国の企画財政部が民間専門家で構成された経営評価団に依頼し、16の公共機関を対象に行った「2011 公企業サービスに対するグローバル競争力の評価」によると、韓国観光公社、KORAIL、郵便局物流支援団など、韓国公共機関のサービス競争力は先進国より高い評価を受けた。

評価団によると、昨年韓国を訪れた外国人観光客は980万人と、10年の880万人に比べ11.3%増えている。これは同期間の中国の増加率(3.4%)より3.3倍高い数値だ。韓国における外国人観光客の増加率は、中国、米国(4.2%)、スペイン(7.6%)、イタリア(5.7%)、フランス(0.4%)の世界5大観光大国の平均増加率(4.3%)よりも高い。韓国観光公社の重点事業である国際会議の開催においても、韓国は昨年469件の国際会議を開催し、ドイツ(421件)を抜いて主要国のうち6位になった。1位はシンガポール(919件)で、米国(744件)、日本(598件)の順になっている。

KTXの昨年の定時運行率(終着駅への到着予定時間を基準にして、15分以内に列車が到着する比率)は99.8%で、国際鉄道連合(UIC)が高速鉄道の定時運行率を発表している6カ国のうち最も高かった。台湾(99.2%)、チェコ(94.2%)、イタリア(90.8%)、フィンランド(81.7%)、フランス(78.2%)がその後を次いでいる。KTXの事故率(運行距離100万キロメートル当たりの事故件数)も昨年は0.07件と、事故率を発表しているイタリア、ドイツ、フランス、日本など12カ国のうち最も低かった。これは、韓国を除く11カ国の平均事故率である0.617件の9分の1の水準だ。

航空部門においては、国際空港評議会(ACI)による顧客サービスに関する国際空港評価(ASQ)で7年連続トップになった仁川(インチョン)空港公社の昨年年間乗継客が566万人で、北東アジア1位だった日本の成田空港(527万人)を追い越した。

また評価団は、知識経済部傘下の郵便局物流支援団の運送品質が、グローバル民間物流企業と対等か、むしろ良好だと評価した。郵便局物流支援団の運行10万時間当りの事故件数は昨年3.0件と、グローバル物流企業の3分の1水準だった。



sanjuck@donga.com