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お粗末な南北食糧借款合意書、北朝鮮に返済責任問えず
JUNE 09, 2012 07:20  
韓国が北朝鮮に提供した食糧借款の償還日が過ぎたが、北朝鮮当局は償還の義務を果たそうとせず、無視する態度で一貫している。だが、最初から南北合意書の文面がお粗末な内容となっており、法的責任を問うことが難しくなっている実態が明らかになった。

金炯錫(キム・ヒョンソク)統一部報道官は8日、「2000年に提供した対北朝鮮食糧借款の最初の償還日は今月7日だったが、北朝鮮がこれを守っていない」とし、「今日改めて借款契約が履行されていないことを指摘し、償還を催促する通知書を北朝鮮に発送した」と明らかにした。そのうえで、「通知書を受け取ってから30日が過ぎても返済しない場合、債務不履行に当たることを再三告知した」と話した。

韓国側は、2000年に8836万ドル相当の食糧借款(コメ30万トン、トウモロコシ20万トン)を提供しており、今回北朝鮮に返済義務があるのは最初の返済分の583万ドルだ。今後北朝鮮は、2000〜2007年に提供した食糧借款と7億2000万ドルをはじめ鉄道や道路の建設、軽工業原材料の借款など計8億7533万ドルを返済しなければならない。

専門家らは、2000年9月に締結した南北食糧借款提供合意書に根本的な問題があると指摘している。ある国際法専門家は、「合意書の主体が政府ではなく、『南側』『北側』と表記されており、国際法における当局間合意書と認め難く、紛争発生時の履行措置が明記されていないため、北朝鮮当局に責任を問うのが容易ではない」と分析した。

とくに、同合意書で北朝鮮当局の支払い保証項目が抜け落ちているのは決定的なミスだと指摘している。全7項からなる合意書は、紛争調停の手続きに関する規定がなく、「合意書を履行する過程で提起される問題は、南北当局が協議して解決する」とだけになっている。同時期の2000年2月、韓国と中国間で交わされた「対外経済協力資金借款に関する約定書」は、中国政府が借款の適正な償還と利子の支払いについて、企画財政経名義の支払い保証を行っているのとは対照的だ。

南北は、当時借款供与と償還の具体的な方法について、韓国輸出入銀行と朝鮮貿易銀行間で別途締結する借款契約に従うことにした。

同日、北朝鮮に送られた通知書が政府名義ではなく、輸出入銀行長名義で発送されたのもこのためだ。輸出入銀行は、契約相手の同意が必要だとして借款契約書全文の公開を拒否しているが、「2%の延滞利子を負担する」という文言を除いては、契約内容の履行を強制できる手段は、契約書には盛り込まれていないとされている。

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