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20年後の韓国、潜在成長率1%の無成長国 OECDが予測

20年後の韓国、潜在成長率1%の無成長国 OECDが予測

Posted May. 26, 2012 08:16,   

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経済協力開発機関(OECD)が約20年後の2031年、韓国の潜在成長率を年間1%に見通した。これはOECD加盟34ヵ国の中でルクセンブルク(0.6%)を除いて最も低い数値だ。ルクセンブルクが人口49万人の都市国家であることを勘案すると、韓国の経済基礎体力が約20年後は主要国の中で最下位になるという衝撃的な予測だ。

25日、OECDが34の加盟国をはじめ中国やインドなど、非加盟主要国の中長期潜在成長率を分析した結果、31年以後、韓国の潜在成長率は1%で、加盟国の中で最下位に墜落すると分析された。今後20年間、韓国が世界で最も早い速度で潜在成長率が下落し、事実上、成長が停滞するという暗鬱な見通しだ。

OECDによると、01〜07年4.4%だった韓国の潜在成長率は、12年現在3.4%へ下落した状態だ。潜在成長率は17年までは年間3.4%が維持され、トルコ、チリ、ポーランド、スロバキアに続き5番目に高いが、18〜30年にOECD平均(2.2%)よりやや高い2.4%へ下落すると推定された。その後、31〜50年に潜在成長率が1%へ落ち込み、34ヵ国の中で33位に墜落するということ。特別な成長対策を立てられない場合、20年後の経済成長が今の3分の1にも及ばないことを意味する。

韓国より国内総生産(GDP)の規模が9倍以上大きい米国の20年後の潜在成長率は2.1%で、ユーロゾーン(1.4%)と日本(1.3%)も韓国より高かった。甚だしくは財政危機でデフォルト(債務不履行)が懸念されているギリシャさえ1.1%で、韓国より高い評価を受けた。

OECDは同日発刊した経済見通し報告書で、「韓国など主要加盟国は少子高齢化で生産可能人口(15〜64歳)が減少し、中長期潜在成長率が持続的に落ちている」と分析した。生産可能人口が減少すると、労働人口がその分減り、扶養人口が増えるため、経済が萎縮するしかない。成長を引き出す新成長エンジンがないという点も潜在成長率を押し下げる要因という指摘が提起されている。



january@donga.com weappon@donga.com