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「金永煥氏の領事面会を許可せよ」 人権委が中国に人権保障を要求

「金永煥氏の領事面会を許可せよ」 人権委が中国に人権保障を要求

Posted May. 25, 2012 05:44,   

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国家人権委員会(玄炳哲委員長)と人権団体のアムネスティ・インターナショナル(AI)が、中国遼寧省の国家安全庁に逮捕・拘留されている金永煥(キム・ヨンファン)、ユ・ジェギル、カン・シンサム、イ・サンヨン氏の人権の保障を求めた。

国家人権委員会は24日、玄委員長の声明を通じて、中国に抑留中の金氏ら4人に対して、国際人権法で定めた普遍的原則によって、最低限の人権が保障されなければならないことを明らかにした。人権委は、△中国政府が金氏らに対する領事面会を直ちに許可すること、△金氏らが韓国政府が選任した中国人弁護士と面会することを許可すること、△韓国政府が金氏らの安全と早急な釈放に向け外交力を総動員することなどを求めた。

AI韓国支部は24日午前、ソウル中区(チュンク)の韓国プレスセンターで記者会見を行い、「中国に強制拘留されている金氏について、受け付けられた公式援助の要請はまだない。状況を注視している」と明らかにした。パク・ジンオクAI韓国支部チーム長は、「国連と国際人権団体など様々なネットワークを通じて、金氏の拘留理由と現在の状況について、事実関係を確認している」とし、「中国の強制拘留に人権侵害の素地があるなら、領事面会の要求、家族面会の推進など、AIで可能なことに着手する計画だ」と明らかにした。

一方、AIは同日、世界155ヵ国の人権状況が記載された「2012アムネスティ・インターナショナル例年報告書」を発表し、「北朝鮮住民の人権状況は、金正恩(キム・ジョンウン)政権に権力が委譲された2011年も、依然として深刻である」と明らかにした。報告書によると、2011年1月、北朝鮮国家安全保衛部は、官僚200人以上を拘留・処刑したり、政治犯収容所に送ったりした。強制労働や暴行など人権侵害が行われている燿徳(ヨドク)などの北朝鮮内の政治犯収容所6ヵ所に、20万人が収容されていると、AIは明らかにした。



mck@donga.com