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[オピニオン」スーパークールビズ

Posted May. 23, 2012 07:02,   

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ソウル市が夏季を前後に事務室内で簡素な服装着用を勧める「クールビズキャンペーン」を推進し、特に、蒸し暑い日が続く6〜8月の3ヵ月間を「スーパークールビズ」期間に決め、民願部署のほかには半ズボンとサンダル着用を許容する。市は来月5日、環境の日を迎えてソウル駅舎RTOホールで「ソウルが先に服を脱ぐ」というテーマでクールビズファッションショーも開く。この行事には朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が直接モデルとして参加する。

◆クールビズやスーパークールビズなどの言葉は全て日本から来たものだ。05年当時、日本の小泉純一郎首相は小池百合子環境長官に「夏季の服装簡素化による冷房節約」をキャッチフレーズに掲げたらどうかと提案した。小池長官は、以後事務実の冷房温度を28度以上に維持できるように、ジャケットとネクタイを着用せずに仕事しようというキャンペーンを展開した。環境省はこのキャンペーンに名をつけるため、公募を通じてクールビズを選定した。クール(cool)は「冷たい」または「格好いい」という意味で、ビズ(biz)はビジネスの略語だ。

◆日本の環境省は昨年、東日本大震災による福島原発事故の影響で、史上最悪の電力難が予想され、既存のクールビズをさらに徹底させたスーパークールビズキャンペーンを展開した。その前までもノータイやノージャケットまで認められたが、ポロシャツとジーパンまで追加された。靴の代わりに運動靴も認め、事務室でのみ履く条件でサンダルも許容した。自治体の中では半ズボンにサンダル姿の出勤を許容する破格的な市もあった。

◆ソウル市の方針は「原発を一つ減らす」キャンペーンの一環として出たことだ。14年までにエネルギー節約と太陽光発電を誘導して、市全体で「霊光(ヨングァン)5号基」の発電量ほどの電気使用を減らすといのが朴市長の目標だ。韓国政府はクールビズという言葉は使わなかったが、1996年からノータイ、ノージャケットを薦めた。しかし、クールビズならともかく、スーパークールビズは行き過ぎという批判が出ている。朴市長が足の黒い体毛を露にし、半ズボンとサンダル姿で出社する様子を想像してもらいたい。フランスでは最近、フランソワ・オランド新任大統領の内閣で住宅長官に入閣したセシル・ヂュフロ・みどりの党代表がジーパン姿で国務会議に参加してマスコミを騒がせた。公務員の服装の便宜と礼儀の間で妥協点があるはずだ。

宋平仁(ソン・ピョンイン)論説委員 pisong@donga.com