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Kポップと韓国の情に魅せられて…イスラエル人の金髪女性たちが作る麗水エキスポの思い出

Kポップと韓国の情に魅せられて…イスラエル人の金髪女性たちが作る麗水エキスポの思い出

Posted May. 14, 2012 07:28,   

한국어

13日、麗水(ヨス)エキスポ会場の国際展示ブース・B区域3階のイスラエルブース。金髪のレセフ・ルーバさん(21・女)とプルサック・サリーさん(34・女)は、韓国観客に対し、イスラエルブースの展示内容について、ややぎこちないものの、一所懸命に韓国語で説明した。イスラエルブースは、「創造の海」というテーマで、地中海や紅海、死海、ガリリー湖のすばらしさを示し、くらげから抽出した注射器代替物質などの先端技術を披露している。注射器代替物質とは、インスリンなどの様々な薬物を、注射器の代わりにクリームで塗り、人体に投入させるものだ。

エルサレムに住んでいるレセフさんは、女子高校生だった08年、Kポップを初めて耳にし、瞬く間に熱烈なファンとなった。アイドルグループ、ビックバンの「一日一日」という歌にのめり込んだ。その後、スーパージュニアや東方神起(トンバンシンギ)など、彼女の関心は、韓国のアイドルグループ全体へと広がった。彼女は3年間、地元の韓国語教室で韓国語を学び、昨年、韓国旅行に出た。麗水エキスポは、彼女にとっては逃せないチャンスだった。エキスポが開幕すると、イスラエルのガイドに申し込み、麗水に来ることができた。

レセフさんは、麗水エキスポの海上文化空間「ビックオ」で、週末ごとにKポップスターたちが公演を行っているのを知り、熱狂した。12日の開幕公演として、ワンダーガールズの公演を地団太を踏みながら見守ったという。スーパージュニアや東方神起を、ビックオの舞台で見るのが楽しみだという。レセフさんは、「歌が下手なのでアイドルにはなれないが、Kポップを聞き、楽しむことができ、大変嬉しい」とし、「麗水エキスポの観客らに、イスラエルについて知らせたい」と話した。

また、別のガイドのプルサックさんは、04年から韓国を3度も訪れたことのある知韓派だ。彼女はイスラエル最高の名門大学、ヘブライ大学の学生だった04年、延世(ヨンセ)大学に語学研修に来た。韓国文化に魅了された06年、再び韓国にして、延世大学で勉強した。09年ごろ、3度目の韓国行きを決め、現在は、ソウル大学の宗教学部で修士課程を踏んでいる。

彼女は、韓国文化のうち、「情」に魅了されている。韓国では「オンニ(姉)」という愛称を使うように、イスラエルでは「アホティ」という言葉が頻繁に使われるほど、情が厚く、感情的に似ているという。彼女は先日、エキスポの会場内でクレジットカード入りの財布を無くし、大変戸惑ったことがある。しかし、その後、案内センターから、「財布を見つけた」という電話があり、改めて韓国のすばらしさにほれ込んだ。外国人が戸惑っているだろうと心配した観覧客が、案内所まで走ってきて、彼女に財布を手渡したという。

彼女は今年、一つ年上の韓国人男性と結婚することになっている。プルサックさんは、「韓国の食べ物や人たちが好きだ」とし、「麗水エキスポを通じ、遠く離れているものの、感情的には近い両国の友情のため、尽力したい」と話した。



peneye09@donga.com