[社説]統合進歩党、この程度なら「政党解散」の条件を満たしている
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MAY 14, 2012 07:28.
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統合進歩党(統進党)は12日、中央委員会で党内選挙の不正があった比例代表の総辞職の案件を処理しようとしたが、党主流派の出席者が壇上を占拠したため、会議が事実上失敗に終わった。9時間30分の間、沈相奵(シム・サンジョン)、柳時敏(ユ・シミン)、趙俊虎(チョ・ジュンホ)共同代表は、主流派の人々から暴言と暴行を受けた。比例代表党内選挙不正の真相調査を担った趙共同代表は、暴行を受けて入院し、治療を受けている。
民族解放(NL)系主流派の出席者が、事実上、会議ができないように組織的に動いた形跡が明らかだった。統進党の最大株主である全国民主労働組合総連盟が、「刷新がなければ、支持を撤回する」とし、比例代表総辞職を求める最後通告を送ったが、主流派は政派的利益のために我を忘れた。主流派は、来月1日の国会開院日まで持ちこたえ、主流派の中心であるイ・ソクキ当選者が議員バッジをつけて議員宣誓できるようにする計算なのだろう。
イ当選者は、「世界どの国でも100%完璧な選挙はない」とし、「従北より従米が大きな問題だ」と主張した。イ当選者は、金日成(キム・イルソン)主体思想を指導理念とする反国家団体の民族民主革命党を活動させた容疑で刑事処罰を受けた。彼の発言は、これまで批判勢力に対して理念論争だと言い張った従北主義の本心を現したのだ。
南北の平和と北朝鮮と対話をすることもでき、飢餓に苦しむ住民に食糧や薬品を提供することもできる。北朝鮮の態度によって、強弱の戦略を並行することもできる。しかし、金日成―正日(ジョンイル)―正恩(ジョンウン)の3代世襲政権を支持することは天罰を受ける行いだ。北朝鮮住民は、文明国ならば皆に保障される基礎的な人権すら蹂躙されている。政治犯収容所では数十万人が動物以下の待遇を受け、一日一日生きながらえている。このような体制を守ろうというのが、イ当選者をはじめとする主体思想派グループの考のようだ。
少しでも良識があるなら、米国と北朝鮮をどうして同列に並べて比較できるのだろうか。米国と韓国は自由民主主義、市場経済の価値を共有している。米国が参戦しなかったなら、韓国は今、金氏王朝の治下で苦しんでいることだろう。韓国戦争に参戦した米軍の戦死者が約5万4000人、負傷者も10万人を超える。世界最大の米国市場を通じて、韓国は経済跳躍の足場を固めることができた。韓米同盟は今や、韓米自由貿易協定(FTA)発効を機に、経済同盟にグレードアップした。韓米同盟に従北の基準を合わせることは、根っからの金日成主義者でなければできない妄言だ。
07年、一心会スパイ集団事件で実刑を受けたチェ・ギヨン氏は、10年4月に出所した後、現在、統進党政策企画室長を務めている。一心会事件の判決文で、京畿東部連合の対北朝鮮の窓口と指摘されたイ・スンホン元民主労働党対外協力室長は、統進党のソウル冠岳(クァンアク)乙地域担当だ。彼らは皆、主体思想派の党主流に属する。チェ・ギヨン氏は、著書で堂々と「北朝鮮の核実験の目標は、韓半島統一の里程標を立てることだ」と主張した。スパイ事件関係者が主要党職を占める政党が、1四半期だけで国庫補助金の6.1%に当たる27億4000万ウォン(選挙補助金22億ウォンを含む)を受け取った。
脱北者出身の初の国会議員となった趙明哲(チョ・ミョンチョル)当選者は、統進党の事態について、「単なる意見の相違ではなく、大韓民国の根本を揺るがす争いをしている」と嘆いた。主体思想派の理念で団結した統進党主流派の振る舞いが、手続き民主主義の限界を越えたという話だ。彼らが国歌を歌わないと固執する理由も分かり得る。
統進党と野党連帯を結んだ民主統合党は、何も言えない立場に置かれた。統進党の暴挙が露になっているにもかかわらず、野党連帯のひもをずっと握っている。民主党は、不正党内選挙と従北主義で汚れた統進党主流派のやり方を容認するのか、態度を明らかにしなければならない。
憲法は、「政党の目的や活動が民主的基本秩序に反する時、政府は憲法裁判所にその解散を提訴でき、政党は憲法裁判所の決定によって解散する」と違憲政党解散制度を規定している。政党活動の自由も、大韓民国の憲法の枠内で保障される。民主主義そのものを崩壊させる民主主義の敵には寛容ではないという「防衛的民主主義」を私たちは信奉する。
統進党が、政党解散の審判要件を備えているのかどうかについては、憲法学者の間で意見が分かれる。しかし、統進党主流派は、主体思想派勢力の宿主として活動してきた事実が次々に明らかになっている。主流派が掌握した主要党職にスパイ集団事件関係者が堂々と布陣している。在韓米軍の撤収と韓米同盟の解体を掲げた統進党の綱領は、大韓民国の自由民主的基本秩序に反する北朝鮮政権の主張と脈絡を共にする。統進党の中央委党内選挙の操作や暴力事態も、民主的基本秩序を崩壊させる。統進党のこのような従北的な振る舞いが、主流派の緻密な計画によって組織的に行われたなら、自由民主的基本秩序を破壊する「民主主義の敵」と見なさなければならない。