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[オピニオン]柳時敏と沈相奵
MAY 12, 2012 08:53  
柳時敏(ユ・シミン)国民参加党代表は、昨年の4月27日に実施された慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムヘ)乙補欠選挙の敗北で痛恨の痛手を負った。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の「政治的警護室長」が、盧前大統領の故郷である金海乙の選挙を指揮して負けたためだ。これに先立ち、柳代表は、10年の京畿道(キョンギド)知事選の野党単一候補になったが、金文洙(キム・ムンス)ハンナラ党候補(当時)に負けた。民主党支持層の柳時敏拒否感が作用したという見方もあった。総選挙を控え、民主統合党を創党する時も、李海瓚(イ・ヘチャン)元首相が柳代表に民主党合流を提案したが、柳代表は「盧前大統領が残した借金を返すには、強力な進歩政党が必要だ」として統合進歩党を選択した。しかし、民主党に入るとしても、柳時敏の拒否感情を克服することは難しいという現実的計算もしたことだろう。

◆柳代表の統進党合流も順調ではなかった。統進党の前身である民主労働党との長年の「悪縁」のためだ。柳代表は02年の大統領選挙の時、「民主労働党に投票すれば死票になる」と述べ、民主労働党の反発をかった。民主労働党は、柳代表が保健福祉部長官を務めた盧武鉉政権を新自由主義政権と規定した。民主労働党の党主流派は、柳代表に韓米自由貿易協定(FTA)締結に対する謝罪を要求し、柳代表は受け入れた。柳代表は12年の大統領選挙で、民主党―統進党の野党連帯を通じて政治的再起を夢見たことだろう。

◆民衆民主(PD)系の沈相奵(シム・サンジョン)共同代表は08年、民主労働党の分党を触発した当事者だ。従北主義を批判し、一心会スパイ事件の関係者の除名を要求したが、民族解放(NL)系の党主流派の反発にあい、分裂を余儀なくされた。3年が経ち、NL系民主労働党の主流派と再び手を握って統進党を作りはしたものの、心穏やかではなかっただろう。

◆統進党の主流派に対抗した柳、沈共同代表は、非主流派の看板スターだ。両者は、ソウル大学78学年の同期で、1959年生まれで同い年だ。両者とも「絶対分党はない」と声を一つに背水の陣を敷く。党主流派の振る舞いに嫌気がさして両者が先に党を離れれば、党主流派だけが得をするという計算もしただろう。旧民主党の人々は、柳代表の行動に嫌気がさしたが、その柳代表が今は統進党主流派の執拗さに押さえられているようだ。両者が国民の目線に合った進歩政党の新たな地平を開くことができるかが関心事だが、統進党の現在のあり方では難しそうだ。

鄭然旭(チョン・ヨンウク)論説委員 jyw11@donga.com

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