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錦湖総合金融もフィリピンのカジノに215億ウォンを融資

錦湖総合金融もフィリピンのカジノに215億ウォンを融資

Posted May. 11, 2012 08:18,   

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錦湖(クムホ)総合金融が金賛慶(キム・チャンギョン)未来(ミレ)貯蓄銀行会長のフィリピン・カジノホテル事業に参加した施工会社に215億ウォンを融資したことが確認された。

10日、金融業界によると、錦湖総合金融は08年5月からフィリピン・カジノホテル事業を行う施工会社に計215億ウォンを融資したが、一銭も返してもらえずにいる。同金融は215億ウォンを融資する際、担保設定をしなかったため回収できる手立てがなくなると、融資金全額に対して貸倒損失に処理した。この事業に関わった同金融の役員5人は不良融資に対する責任を取って辞任した。

同金融の関係者は、「不動産プロジェクト・ファイナンシング(PF)貸出は事業性を検討して判断するため、担保は取らなかった」とし、「うちの職員が現地へ出向いて実質調査を行った結果、事業性があると判断して融資を行い、未来貯蓄銀行や金会長とは何ら関係がない」と話した。

金会長の所有と疑われる特殊目的法人(SPC)など3社も、同事業に投資するという名目で08年、未来貯蓄銀行から215億ウォンの融資を受けている。未来貯蓄銀行は金融監督院が担保を取らなかったという理由で貸倒引当金を準備するよう指導したことを受け、50億ウォンを回収して現在は165億ウォンが残っている。金融当局は金会長が残りの融資金の中で相当額を横領したと見ている。

金会長は08年5月、フィリピン現地でフィリピン政府の高官が出席した中で、起工式も行った。しかし、08年9月、リーマンブラーザーズ事態以後、金融市場が不安定になった上、当地の環境団体なども反対して、同年11月、工事が中断されたまま現在まで再開されずにいる。



buddy@donga.com ryu@donga.com