[社説]朴槿恵氏の度量が試されている
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MAY 09, 2012 09:01.
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4月の総選挙で勝利して以来、セヌリ党の朴槿恵(パク・グンヘ)非常対策委員長の党内の地位は堅固なものになっている。朴委員長が、親朴系(朴槿恵氏系)の重鎮らの権力闘争を批判すると、親朴系重鎮たちは朴委員長に嫌われるのを恐れて身を縮めている。総選挙の公認候補選びのときから、一部の親朴系の実力者の間でにらみ合いや神経戦が激しく展開されたという。朴委員長に近い一部の長老グループと、親朴系重鎮たちにお墨付きをもらおうと、コネを作る人が列を成したという話も聞かれる。今日実施される同党院内代表選び選挙や5月15日に開催される党大会が国民の関心を引き寄せることができずにいるのも、「どんな結果が出ても、すべては朴氏の意向」という認識が世間にあるからだ。
この頃の朴委員長の威勢から、1997年と2002年の大統領選のときの「ハンナラ党の至尊」だった李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁のことを思い起こす人が少なくない。1997年の大統領選レースで、最初は独走していた李会昌氏が失敗したのは、党内の候補選び選挙で戦った李仁済(イ・インジェ)氏や朴燦鍾(パク・チャンジョン)氏を抱き込まなかったことが決定的な原因に挙げられている。
2002年には、李会昌大勢論が一段と堅固に見えた。だが、大統領選の土壇場に、忠清(チュンチョン)圏の世論が揺れ動き、同地域に影響力を持っていた金鍾泌(キム・ジョンピル)氏との連携が焦点になった。周りの多くの関係者たちが、金氏の手を取ることを勧誘したが、李氏の腹心の一人だった金龍煥(キム・ヨンファン)元議員ら同地域出身者数人が「金鍾泌氏が(党に)入れば、私は出る」と強く反対した。彼らは、党の政権担当よりも、同地域における自分たちの影響力を優先させたという批判を逃れることはできなかった。金龍煥氏は、今も朴委員長の長老グループのメンバーとして活動している。
今の朴委員長が、側近の中で、朴委員長の機嫌ばかり取りながら過剰忠誠したり、朴委員長の威信をかさに着て居丈高に振舞う人たちを警戒しているのか気になる。朴委員長の耳をくすぐる世辞者や太鼓持ちは、国民には嫌われる人物になりがちだ。セヌリ党の李相敦(イ・サンドン)非常対策委員は、朴委員長の大統領候補推戴論に続いて、「支持率1、2%の方々まで出馬を表明し、党内予備選挙が茶化されている。排除するべき人は排除しなければならない」と言ったが、朴委員長の気持ちはどうだったか知れないが、こんな人たちに囲まれていると、民心から遠のく可能性が高い。「朴槿恵キッズ」と呼ばれた李俊錫(イ・ジュンソク)非常対策委員は、フェイスブックに関羽が敵将の首を切った三国志をパロディーした漫画を掲載したが、敵将の顔に文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党顧問の写真が重なった。李俊錫委員が遅れて漫画を削除して陳謝したが、実に軽率な「害党」行為である。
今年の大統領選は「朴槿恵対朴槿恵」の戦いだという話まで聞かれる。朴委員長が自己改革をすれば勝利するだろうが、自己改革に失敗すれば負けるという話だ。「反対意見と向き合い、批判を受け入れること」が改革の要諦ではないだろうか。