日本列島、今日から原発オールストップ

日本列島、今日から原発オールストップ. May. 05, 2012 08:41. changkim@donga.com. 日本の商用原子力発電所（原発）５４基が４２年ぶりにすべて運転を停止する。 ４日、毎日新聞などによると、日本で唯一運転中だった北海道の泊原発３号機が定期点検のために５日午前０時頃、運転を停止する。日本の電力生産の３０％を担う原発がオールストップすることで、今年夏、深刻な電力不足が避けられないもようだ。 昨年３月に福島第１原発事故が発生するまでは、日本では３７基の原発が運転されていた。しかし、原発事故の影響で、地方自治体が原発の運転に強く反対したことで、定期点検を終えた原発も再稼働できずにいる。６６年から商用原発を運転してきた日本で「原発ゼロ」になるのは、７０年に２基だけだった原発が同時に定期点検に入った時以来。 問題は、地方自治体と地元住民の反原発感情がなかなか静まらず、いつから原発が再稼働されるか不透明だという点だ。日本政府は最近、福井県の大飯原発３、４号機の再稼働を推進したが、失敗に終わった。 このため、日本は今年の夏、深刻な電力不足が避けられないものとみえる。これまでは、火力発電や水力発電などの運転率を最大限に高め、電力需給を合わせているが、電力需要が急増する夏には力不足だ。そのうえ、今年は昨年よりも暑くなると予想されている。 日本政府は、大飯原発３、４号機の運転を再開できなければ、大阪、京都が属する関西地域だけで約１５％の電力不足になると見ている。東京など首都圏も、約１３％が不足すると予想されている。原発担当の枝野幸男・経済産業相は最近、テレビの討論番組で、「今のままでは関西地方では、電力不足に備えて地域別の計画停電が避けられない」と明らかにした。