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狂牛病の牛は生後30ヶ月を超えた乳牛…韓国内には輸入されず

狂牛病の牛は生後30ヶ月を超えた乳牛…韓国内には輸入されず

Posted April. 26, 2012 08:03,   

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米国で6年ぶりに狂牛病(牛海綿状脳症=BSE)が発生し、米国が要求し続けてきた韓国牛肉市場の完全開放は当面厳しくなる見通しだ。

米国は韓国が08年、「生後30ヶ月未満」の米国産牛肉の輸入を認めた後、引き続き追加開放を要求してきた。米通商代表部(USTR)は2日、議会に提出した貿易障壁に関する報告書で、「牛肉の輸入を巡る衛生条件の完璧な適用に向けた協議を、近いうちに韓国政府に要請する」と明らかにした経緯がある。しかし、BSEが見つかり、当面、韓国政府に圧力をかけることは難しくなった。通商交渉本部もこれまで、「30ヶ月以上の米国産牛肉の輸入と関連し、米国といかなる協議も行っていない。国民の健康や安全を最優先に考慮し、慎重に処理する」と、追加開放の要求に難色を示してきた。

しかし、牛肉市場の開放問題が、大統領選挙を控え、「熱い懸案」として浮上する可能性が高まっている。与野党は25日、政府の迅速な措置を促した。与党セヌリ党の李相逸(イ・サンイル)スポークスマンは同日の論評を通じ、「政府は、米国産牛肉の安全性が確認されるまで、国民の懸念を解消できるあらゆる措置を取らなければならない」とコメントした。

民主統合党・政策委は、「直ちに米国産牛肉の輸入を中止し、輸入衛生条件の強化に向けた再交渉を通じ、国民が安心できるあらゆる措置を取るべきだ」と明らかにした。統合進歩党のイ・ジアン副スポークスマンも論評で、「牛乳輸入衛生条件に対する全面的な見直しが必要だ」と主張した。



january@donga.com ddr@donga.com