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北朝鮮、「太陽節を冒涜」と官民総動員で李政権を非難

北朝鮮、「太陽節を冒涜」と官民総動員で李政権を非難

Posted April. 20, 2012 07:22,   

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北朝鮮が、軍や対南工作組織、外郭の宣伝メディアを総動員して、全面的な韓国への攻勢に出た。特に、韓国の報道機関の報道や民間団体の活動にまで攻撃対象を拡大している。

北朝鮮は19日、政府・政党・団体の共同名義で連合声明を出し、「かいらい逆賊輩党は、太陽節行事を冒涜(ぼうとく)した重大犯罪で直ちに謝罪しなければならない」とし、「さもなければ復讐の聖戦に出て、この地からかいらい逆賊輩党を永遠に放逐する」と警告した。

北朝鮮は、李明博(イ・ミョンバク)大統領の16日のラジオ演説を問題視し、「李明博逆徒は、太陽節行事が挙行される時、ミサイル発射に我々がいくらを使い、その金ならトウモロコシがいくら買えるか云々した。我々の首領、体制、人民に対する耐えられない冒涜だ」と主張した。

政府・政党・団体の連合声明は、昨年1月に対南融和メッセージを伝えて以来のこと。韓国政府関係者は、「対南統一戦線戦術の一環として対話提案の手段に使っていた連合声明を警告手段に使ったのは異例のことだ」とし、「その背景を分析している」と述べた。

17日の外務省の「2・29米朝合意」破棄宣言、18日の祖国平和統一委員会(祖平統)と最高司令部の軍事的脅威に続き、対南非難にほぼ全機関が立ち上がる様相を見せている。19日には、在日本朝鮮人総連合会(総連)機関紙の朝鮮新報まで出て、「2・29合意が破棄されたことで、核実験の臨時中止措置は当然解除される」とし、核実験を示唆した。

非難の対象も広がっている。北朝鮮は先月初め、仁川(インチョン)軍部隊内務班に書かれた戦闘スローガンを口実に韓国側を激しく非難した。しかし、今回は韓国の大学生や民間団体の対北朝鮮活動、報道機関の報道内容まで問題にしている。連合声明は、「虚しくラッパを吹く保守報道機関と悪質報道関係者も反民族犯罪者であり、(報復対象の)例外ではない」と警告した。

東国(トングク)大学北朝鮮学科の高有煥(コ・ユファン)教授は、「金正恩(キム・ジョンウン)氏が党・軍・政をすべて掌握した状態で、『侮辱行為』を放置して、問責されることを憂慮した各機関が忠誠競争をしている」とし、「金正恩氏が国政を握る時まで、当分の間、強硬モードが続くだろう」と見通した。



shcho@donga.com