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人民日報姉妹紙が社説で北朝鮮に警告

Posted April. 20, 2012 07:22,   

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中国の「環球時報」が、長距離ロケットの打ち上げを強行した北朝鮮に対して、これ以上軽率な行動をしないよう強く警告した。環球時報は、中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹紙で、中国当局の意見を間接的に代弁することが多い。

環球時報は17日付の社説で、中国が国連安全保障理事会の対北朝鮮糾弾議長声明の採択に賛成したことと関連して、「(北朝鮮が)ロケット打ち上げ前に中国の勧告を無視した結果であり、金正恩(キム・ジョンウン)政権後、中国が初めて平壌(ピョンヤン)の新政権に送る公の糾弾だ」と明らかにした。また、「金正恩政権は中国の対北朝鮮認識を誤解してはならない」とし「中国は、韓半島と北朝鮮の安定を支持するが、大国として中国の対外戦略の懐に北朝鮮だけがいるのではない」と指摘した。

特に社説は、中国の対北朝鮮政策をめぐって、「北朝鮮が中国を拉致した」という見方があることに対して「誤った考えだ」と不快感を示した。中国は、北朝鮮が何をしても耐えるほかなく、国際社会で北朝鮮を保護せざるを得ず、事実上「拉致」された境遇だ、という一部の皮肉った見方に反論したのだ。

社説は、「北朝鮮が中国を拉致することはできない」と断言し、「国力が急上昇する中国が、一つの外交的困難に陥って抜け出せないことはない。北朝鮮が中国に拉致計略で対応するなら、その代価を払わなければならない」と警告した。さらに、「核問題で、北朝鮮が中国の苦しい立場を理解してほしい」とし、3回目の核実験の可能性に憂慮を示した。

外交通商部内外では、この社説が中国の北朝鮮に対する政策の基調の変化を示唆しているという見方が出ている。北朝鮮が李肇星・前中国外相の4・15太陽節パレードの出席を拒否するなど、意思疎通の試みに応じないことに対して、中国当局が内心憤っているという消息筋の情報もこれを後押しする。

韓恵進(ハン・ヘジン)外交部副報道官は、「中国政府の公式立場と断言することはできない」とし、「中国社会で様々な意見が出ている点を肯定的に評価し、(中国政策)変化かどうか注視している」と述べた。



lightee@donga.com