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米ITC、LG・三星電子のダンピング容疑に棄却判定

米ITC、LG・三星電子のダンピング容疑に棄却判定

Posted April. 19, 2012 08:23,   

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米国際貿易委員会(ITC)は17日(現地時間)、LG電子と三星(サムスン)電子の下段冷凍庫型冷蔵庫のダンピング輸出容疑に対して棄却判定を出した。ITCは同日発表した審査決定文で、「LG電子と三星電子が韓国とメキシコ工場で生産した冷蔵庫に対し、商務省は最近、韓国政府の補助金とダンピング輸出を認めたが、ITCは米国の関連産業がこれによって具体的に被害を受けていないと判断する」との見解を明らかにした。会議では、表決に参加した5人が全員否定的な決定をしたと加えた。

米商務省は昨年、両社にダンピング容疑が認められるとして、LG電子に最高30.34%、三星電子に対しては最高15.95%の反ダンピング関税を課す決定を下した経緯がある。

同日のITCの判定を受け、米家電メーカーのワールプールが提訴したLG電子と三星電子に対するダンピング調査は、韓国勢の勝利に終わった。米国で反ダンピング関税と相計関税を課すためには、商務省のダンピングおよび補助金判定に加えて、ITCによる業界被害認定判定が必要だ。

韓国政府は、ITCの決定を歓迎しながらも、当初反ダンピング相計関税を課す決定を下した米商務省に対し、異例に強い遺憾の意を表明した。李是衡(イ・シヒョン)外交通商部通商交渉調整官は18日、定例の記者ブリーフィングで、「ITCが反ダンピング関税の判定を却下して、韓国企業に被害が発生しないのは幸いなことだ」としながらも、「手続きの上で何の関係がないとは言え、3月15日、韓米自由貿易協定(FTA)発効直後の19日、米商務省が(相計関税賦課措置を)発表したことで、私たちの感覚としては、韓米FTAへの期待をいかにも適切な時期に損ねるような印象を受けた」と指摘した。



yhchoi65@donga.com january@donga.com