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金正日総書記にアラブ系の養女、金達莱という名のパレスチナ人

金正日総書記にアラブ系の養女、金達莱という名のパレスチナ人

Posted April. 13, 2012 08:16,   

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故金正日(キム・ジョンイル)総書記にアラブ系の養女がいることが確認された。

名前は金達莱(キム・ダルレ)。北朝鮮の名前だがパレスチナ人だ。平壌(ピョンヤン)駐在パレスチナ大使を務めたムスタファ・サファリニ氏の娘だ。中国・北京にある北朝鮮系列の民間外交機構「GBD公共外交文化交流センター」のウェブサイトによると、金達莱氏が金総書記の養女になった理由はこうだ。

サファリニ氏は1982〜1992年の10年間、北朝鮮大使を務めた。当時、大使夫妻は子どもができずに悩んでいた。このことを金総書記が聞き、専門家に不妊治療の援助をさせたという。子どもができたことに感激した大使夫妻は、金総書記に子どもの名前をつけてくれるよう頼み、金総書記は「チンダルレ」の花の名を取り、姓を「金」とした。金達莱氏の年齢は正確に伝えられていないが、20才以上だと推定される。サファリニ氏は、北朝鮮大使の後、1992〜2002年に中国大使も務めた。

北朝鮮政府は、金氏を非常に礼遇している。5日、北京GBD公共外交文化交流センターで開かれた「金日成(キム・イルソン)生誕100周年記念活動」に金氏は主賓で参加した。池在竜(チ・ジェリョン)駐中北朝鮮大使をはじめ北朝鮮の公職者が出席したこの会で、金氏は祝辞と乾杯のあいさつをし、金総書記と北朝鮮に謝意を表した。また、今年2月に北京で開かれた「金正日総書記生誕70周年記念活動」に「養女」の資格で参加し、「育ての親」である金総書記を追悼した。

さらに、「チンダルレ基金」も設立し、運営している。金氏は2011年7月7日から14日まで北朝鮮を訪ずれ、丁重な待遇を受けた後、金総書記の恩に報いようと北朝鮮の児童の教育と健康のための基金を設立したと伝えた。彼女は同サイトで、金総書記を「ABUJI(お父さん)」と呼んでいると紹介した。



mungchii@donga.com