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開業12年で初休場の江原ランドカジノ、周辺の路上生活者がいなくなった

開業12年で初休場の江原ランドカジノ、周辺の路上生活者がいなくなった

Posted April. 11, 2012 08:01,   

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盗撮カメラ事件が発覚した江原(カンウォン)ランドカジノが開場12年目に初めて休場した10日の午前6時頃、同カジノは営業場を出てくる客でごった返した。午前5時まで2000人あまりの客で賑わっていたカジノが、一瞬にしてがらがらになった。カジノの営業場前にある休憩場所にもひと気が消えた。カジノの前には、いつもの通り健康ランドや飲食店のワゴン車が客を運ぼうと並んでいた。

江原ランドは、カジノでお金を使い果たしては付近で生活する、いわゆる「カジノホームレス」が400〜500人はいるものと推定されている。開場初期の半分以下の水準だ。江原ランドと地域の商人たちは、カジノの休場で、彼らが健康ランドやPCバン(ネットカフェ)、飲食店などに押しかけると見込んだが、大半は郊外へ抜けた。このため、カジノが位置している旌善郡舎北邑(チョンソングン・サブクウプ)と古汗邑(コハンウプ)の商店街は普段より閑散としていた。

同日午前11時頃、古汗邑にある健康ランドは、普段より少ない60人あまりの客が、睡眠を取ったり、三々五々集まって会話を楽しんでいた。60代男性の利用客は、「数日前から休場の案内があったので、カジノホームレスの大半が休養を取ったり、列車に乗って東海岸へ遊びに行った。どうせ月15日と出入り日数が制限されているので、気にすることもない」と話した。舎北邑のPCバンも事情は同じだった。店主は、「正午を前後して、軽い睡眠を取るために訪れるカジノ客が押しかけるのだが、今日はそうでなかった」と話した。

太白〜古汗〜東ソウル路線を運行する市外路線バスは、9日の午後に2回、10日には6回の運行回数を減らした。古汗舎北南面地域再生共同推進委員会のチェ・ギョンシク委員長は、「江原ランドの休場が地域経済に与える影響を端的に見せ付けている。江原ランドが、今回の事件を契機に生まれ変わるべきだ」と指摘した。

一方、江原ランドは同日午前8時から、国内外の専門家48人を投入し、1100台あまりのテーブルやゲームマシーンに対する一斉点検を行った。違法な装置の設置や電波発信の有無、無線周波数の検索などを調査したが、調査結果は早ければ11日にも発表する予定だ。また1300人あまりの職員らが参加して自浄決議大会を開き、全職員が反腐敗クリーン誓約書を提出した。

崔興集(チェ・フンジプ)代表取締役は、「初の臨時休場日として記録されるよりは、江原ランドが透明でクリーンな企業に生まれ変わる日として記憶されることを望む」と話した。



imlee@donga.com