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リゾート事業破綻の太白市、予算を上回る借金爆弾 5自治体の負債率が30%超

リゾート事業破綻の太白市、予算を上回る借金爆弾 5自治体の負債率が30%超

Posted April. 05, 2012 07:26,   

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江原道太白市(カンウォンド・テベクシ)の本年度の予算は計2450億ウォンだ。しかし、借金は2060億ウォンに上る。

太白市は、太白観光開発公社を立ち上げ、コンドミニアムやスキー場、ゴルフ場などを備えたオートゥーリゾートを建設した。妥当性についての綿密な検証をせず、2885億ウォンだった事業費は4403億ウォンへと膨らんだ。当初より53%も増加したことになる。見通しはばら色だったが、分譲は低迷した。

資金難が深刻化すると、太白市は06年7月と08年12月に支払い保証を通じて1460億ウォンを借入した。これまで未払いの利息だけでも計130億ウォンに上る。さらに470億ウォンの一般負債まで入れると、負債は計2000億ウォンを軽くに超える。太白観光開発公社の150人余りの職員は、3ヵ月間も給料をもらえていない。

このように、全国地方自治体の財政状態に「赤信号」が灯っている。東亜(トンア)日報が全国自治体の財政状態を緊急確認したところ、予算に対する負債比率が30%を超えている自治体は、仁川(インチョン)市をはじめ太白市、大邱(テグ)市、釜山(プサン)市、京畿道始興市(キョンギド・シフンシ)の5自治体だった。

地下鉄や道路などの国際大会向けインフラ建設のため、大規模な地方債発行を主導した市・道が、財政危機に直面している。代表的な都市は大邱市だ。昨年、大邱市の負債は計2兆4009億ウォンと、予算(5兆4723億ウォン)に対する負債比率が35.8%に上っている。地下鉄建設や運営による赤字は、計9709億ウォンに上る。世界陸上大会の開催のための道路建設に5664億ウォンを、大邱スタジアムの建設のために999億ウォンを借入した。

釜山市の負債規模(11年末の残高)は現在、計2兆9119億ウォン(負債比率は31.8%)だ。毎年返済する額より新たに借りる資金が多く、10年まで年間3%以上が増えた。同様に、インフラ事業を無理に進めたからだ。

始興市も昨年末の負債は計3414億ウォンと、負債比率は実に43.2%に達している。このうち3000億ウォンは、490万6775平方メートル(約150万坪)に上る君子(クンジャ)地区開発による土地購入費用をまかなうために発行した地方債だ。



woohaha@donga.com