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機関と外国人の売りが殺到、コスピが30P以上急落

機関と外国人の売りが殺到、コスピが30P以上急落

Posted April. 05, 2012 07:26,   

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機関投資家や外国人投資家らによる売りが殺到し、総合株価指数(コスピ)が30ポイント以上急落した。これは、米国や欧州からの悪材料が浮き彫りになっている上、第1四半期の企業業績を巡る懸念が膨らんだためと見られる。

4日、コスピは前日より30.67ポイント(1.50%)安の2018.61で取引を終えた。2日連続して上昇し、2050ポイント台まで迫ったが、1日後に2010ポイント台まで下がったのだ。同日、機関投資家らは4076億ウォンを売りさばいた。これは2月16日に、3483億ウォンが売られて以来、最大規模の売りだ。外国人投資家も706億ウォンの売り越しを記録し指数下落に拍車をかけ、個人投資家だけが1726億ウォンを買い越した。

三星(サムスン)電子は取引中一時、史上最高価格を更新し1株=135万1000ウォンまで高騰したが、1株=1万5000ウォン(1.12%)安で取引を終えた。同様に、取引中一時、史上最高価格を更新した現代(ヒョンデ)自動車も0.59%下落した。

同日の株価下落は、海外からの悪材料と国内での懸念とが重なったためと見られる。米国の3回目の量的緩和への期待が減ったことを受け、米ニューヨーク証券市場が下落し、スペインの財政危機まで再び浮き彫りになり、投資心理を冷え込ませた。

教保(キョボ)証券のキム・ヒョンリョル投資戦略チーム長は、「午後に入り、下げ幅が大きくなったのは、三星電子や自動車メーカーを除いては第1四半期の業績が不透明だと言う不安感のためだ」と分析した。

証券市場で業績を巡る懸念が持ち上がり、しばらくは保守的な株売買に乗り出すべきだと言う指摘も出ている。企業の第1四半期の業績が下振りすれば、一度はショックに見舞われかねないと見ていることを意味する。特に、三星電子の業績が下振れすれば、証券市場全体が低迷に陥りかねないと言う見方も出ている。

専門家らは、「大型株中心の株価上昇の勢いが、中小型株へと拡大する時期も、しばらく待たなければならない」とし、「現時点で株を買うなら、分割買いが望ましい」とアドバイスした。



libra@donga.com