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「チョ・スンヒ悪夢」から5年、相次ぐ銃乱射事件で在米韓国人社会に衝撃

「チョ・スンヒ悪夢」から5年、相次ぐ銃乱射事件で在米韓国人社会に衝撃

Posted April. 04, 2012 05:47,   

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一部メディアや地域住民は、在米韓国人が犯した大学構内での銃乱射事件という点で、今回の事件を「第2のチョ・スンヒ事件」と呼んでいる。特に、在米韓国人社会は最近、韓国人が犯した相次ぐ凶悪事件で米国内の韓国人に対する認識が悪化することを憂慮している。

現地メディアは2日、「今回の事件は、07年のバージニア工科大学の在米韓国人学生チョ・スンヒが、無差別銃乱射で33人を殺害した米国史上最悪の大学銃乱射事件を想起させる」と伝えた。米有力メディアはまだチョ・スンヒ事件を今回の事件と関連させて報道してはいないが、地域の報道機関やインターネットなどではこの見方が広まっている。

あるブロガーは、「韓国人、銃、そして教室という致命的なレシピ(Korean、handgun and classroom、What a deadly recipe)」と書き込み、2つの事件がいずれも在米韓国人が大学構内で犯した類似の銃乱射事件であることを強調した。ツイッターでは犠牲者を追悼する声が多いが、「guimimile」というハンドルネームのユーザーは、「07年のバージニア工科大学での33人の死亡、12年のオークランド・オイコス神学大学での7人の死亡。2つの事件の殺人者は、韓国人!韓国人を調べろ」とつぶやいた。

在米韓国人コミュニティが受ける苦しみを心配する声も聞こえている。

オークランドのジーン・クアン市長は同日、記者会見で、「今回の事件は、オークランド市、特に在米韓国人コミュニティに大きな悲劇だ。今回の事件は長く在米韓国人コミュニティに質問を投げ続けるだろう。私たちは彼らと家族を温かく庇護しなければならない」と述べた。

今年に入って、在米韓国人社会は相次ぐ凶悪事件で疲弊していたため、今回の事件が投げかける衝撃は大きい。2月に、韓国人が経営するアトランタのサウナで、ペク・ジョンス氏が銃を乱射して4人を殺害し、自ら命を絶った。さらに、先月初めには、ブエナ・パークのセハン銀行の支店で韓国人が人質事件を起した。

ソ・ホン米州韓国人会総連合会副会長は、「米国社会で韓国の地位が高まりつつある時にこのような事件が発生して残念だ。チョ・スンヒ事件でしばらく高まっていた韓国人社会に対する否定的な認識が静まっただけに、再び頭をもたげてくるのではないか心配だ」と話した。