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乱中日記とセマウル運動、「ユネスコ記録遺産」に申請

乱中日記とセマウル運動、「ユネスコ記録遺産」に申請

Posted March. 30, 2012 07:54,   

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韓国の代表的な食べ物であるキムチと李舜臣(イ・スンシン)将軍の「乱中日記」が30日、ユネスコの人類無形遺産と世界記録遺産に申請される。

文化財庁は29日、「ユネスコの世界遺産の新規申請の締め切り期限に合わせて、「キムジャン文化とキムチ」、「燃燈会」を人類無形遺産に、「乱中日記」、「セマウル運動記録物」を世界記録遺産に申請する」と明らかにした。また、2009年に人類無形遺産に申請した「旌善アリラン」を来月、別のアリランも含めて「アリラン」という名で再申請する計画だ。

文化財庁は、「キムジャン文化とキムチ」の申請書に、家に代々伝わる伝統としてのキムジャン文化とそれを媒介とする世代間、階層間の分かち合いの文化を強調したと説明した。文化財庁は申請書を準備する際、国民の同意を得るために、昨年12月と今年2月にアンケート調査を実施した結果、回答者の99%が申請に賛成すると答えた。昨年12月の調査では、回答者の95.7%が、直接作るか親戚が作ったキムチを食べ、80%がキムチを漬けたことがあると答えた。

「燃燈会」は、新羅の時代から小正月に行われた国家的な仏教法会で、今は毎年、釈迦誕生日にソウルで行われる燃燈行列が大祝祭となったことが、人類無形遺産への申請につながった。

「乱中日記」の場合、戦争中に指揮官が戦況などを記録した例が世界的に珍しく、「セマウル運動記録物」は、国連で貧困撲滅の模範ケースと認められ、アフリカなどの低開発国家で導入されているセマウル運動の歴史的記録物という点が評価を受けるものと期待される。

キムチとアリランは、伝承主体を特定するのが難しいため、国家重要無形文化財に指定されず、これまで人類無形遺産の申請ができなかった。この隙に中国が昨年、アリランを自国の国家無形遺産に指定すると、国内でも別途の保護目録を設け、人類無形遺産の申請要件を満たし、今回の申請に至った。政府は今後、伝承主体が特定できなくても、国家重要無形文化財に指定できることを骨子とした「国家無形遺産法(仮称)」を年内に作り、国会に提出する計画だ。

世界記録遺産に登録されるかどうかは、来年6月に韓国で開催される世界記録遺産国際諮問委員会(IAC)で決定され、人類無形遺産の登録は、来年11月に開かれる第8回無形遺産委員会(開催地未定)で決定される。

文化財庁は昨年、世界記録遺産と人類無形遺産に申請する対象を文化財委員会の議決によって、確定した。



jameshuh@donga.com