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バーナンキFRB議長、「景気活性化対策の維持」

バーナンキFRB議長、「景気活性化対策の維持」

Posted March. 28, 2012 08:04,   

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ベン・バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB、連準)議長(写真)の発言が最近上昇傾向を示している世界証券市場と国際原油価格に再び火をつけた。バーナンキ議長が米国景気の一部回復の兆しにもかかわらず、連準がこれまで取ってきた景気活性化対策を持続するという強いメッセージを送ったためだ。

バーナンキ議長は26日(当地時間)、全米企業エコノミスト協会(NABE)が主催した年次コンファレンスでの演説で、この3ヵ月間米雇用の回復傾向が鮮明になっているが、雇用市場の状況は依然として脆弱な水準にあると述べた。そして、持続的な雇用回復のためには、消費と企業分野でさらに強い需要が必要であり、現在連準が景気活性化のために取っている超低金利政策などが成長を回復する上で助けになるだろうと付け加えた。

バーナンキ議長の同日の発言は、米国景気が一部回復傾向を示してはいるものの、相当期間、超低金利政策を維持する考えがあるという意味に受け止められた。一部では3次量的緩和(QE3)措置を打ち出す可能性が大きくなったのではないかという見方まで出ている。

これを受け、26日米ニューヨーク証券取引所(NYSE)では、ダウ・ジョーンズ工業平均指数が先週の終値より160.90ポイント(1.23%)急騰した13,241.63で取引を終えた。スタンダードアンドプアーズ(S&P)500指数とナスダック指数もそれぞれ1.39%、1.78%上昇した。

26日、英国(0.82%)、ドイツ(1.19%)、フランス(0.74%)など欧州主要国の証券市場もほとんど強気を示した。グローバル証券市場の上向き傾向を受け、27日、韓国証券市場でKOSPI(コスピ、総合株価指数)は前日より20.57ポイント(1.02%)上った2,039.76で引けた。日経平均株価も2.36%急騰した。

国際原油価格と金価格も値上がりした。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格は0.2%上昇したバレル当り107.03ドルで取引を終えた。金価格は1.4%上昇のオンス当り1685.60ドルに取引を終え、1ヵ月ぶりに最大の上げ幅を記録した。現代(ヒョンデ)証券のイ・サンジェ研究員は、「量的緩和を示唆するバーナンキ議長の発言により、流動性場が続く可能性がある」とし、「バーナンキ議長が明示的に話してはいないが、3次量的緩和の可能性を確認してくれた」と話した。



witness@donga.com libra@donga.com