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北朝鮮の遠心分離機は6700台、米専門家が主張

北朝鮮の遠心分離機は6700台、米専門家が主張

Posted March. 22, 2012 08:22,   

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北朝鮮が寧辺(ニョンビョン)の核施設に保有している遠心分離機が、これまで知られていた数の3倍以上にも上るという主張が出た。また、北朝鮮はウラン濃縮で2年で1発ずつの核爆弾製造能力を持つようになったと、元米政府当局者が明らかにした。

スコット・ケンプ教授(米プリンストン大学)は20日、釜山(プサン)で開かれた「2012太平洋沿岸国原子力会議」で、「北朝鮮の遠心分離機は、ジークフリード・ヘッカー教授が10年に見た2000台より多い6700台以上に達する可能性がある」と話した。ケンプ教授は昨年末まで米国のロバート・アインホン対北朝鮮制裁調整官の技術補佐官として情報分析を担当していた。

ケンプ教授は、東亜(トンア)日報のインタビューに応じ、「情報事項なので正確に話すのは難しいが、北朝鮮が注文した特殊鋼板の量から推定した数値が6700台だ」と話した。1分当り2万回以上高速回転する遠心分離機は真空状態を維持し、耐久性を確保するために「マレージング鋼(maraging steel」で胴体を作る。北朝鮮はこの特殊鋼を海外から別の用途に隠ぺいして輸入する。

ケンプ教授は、「北朝鮮がここ2年間寧辺にある遠心分離機だけを稼動していても、1発分に相当する核爆弾製造用高濃縮ウラン(HEU)を手に入れたはずだ」とし、「さらに重要なのは、寧辺の他にもHEU施設があるということだ」と指摘した。また、北朝鮮が保有している「P2」型遠心分離機は、隠ぺい施設に隠された場合、発見するのが難しいため、「寧辺だけに集中してはならない」と強調した。

さらに、北朝鮮が10年に公開した遠心分離機は、正確には2064台(344台×6セット)であるとし、このうち1968台が作動中で、残りの96台は故障に備えた代替品と見られると説明した。氏は、「イランは既に遠心分離機の製作と稼動に関する完璧な知識を習得した状態だ」とし、「北朝鮮の核能力強化のため、イランの技術が輸出される可能性が高い」と話した。



shcho@donga.com