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外国人の居住地域、「龍山区離れ」が進む

外国人の居住地域、「龍山区離れ」が進む

Posted March. 20, 2012 08:29,   

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ファッション、食べ物、文化など韓国的な雰囲気が楽しめる地域を居住地にする外国人が増えたのは、外国人集成地域の境界の崩壊に一助したという分析が出ている。

19日、外国人専用賃貸住宅業界によると、フィリップモリス、GEなどグローバル企業は08年金融危機以前は韓国支社に最高経営者(CEO)級の役員を派遣するケースが多く、彼らの殆どは龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)や梨泰院洞(イテウォンドン)などで居住地を選択した。しかし、金融危機以後、グローバル企業がコスト削減などを理由に役員の代わりに実務者級の社員を派遣するようになってから、彼らの居住地も「龍山区離れ」の傾向を見せている。

その最大の理由は住居費支援の違いだ。役員級は月1300万ウォン〜1500万ウォンを支給されるが、社員は300万ウォン程度に過ぎない。役員は家賃が高い龍山区漢南洞と梨泰院洞一帯の高級マンションか一戸建てで暮せるが、実務級の社員は事務室に近い鐘路区(チョンログ)か江南区(カンナムグ)でオフィステルを探すしかない。

外国人住居支援専門会社の「アジアンタイガーズ」のイム・ヒョンジン次長は、「役員級の1人を派遣する代わりに実務能力を備えた社員3〜4人を派遣する場合が多くなっている。しばらくこのような雰囲気が続く見通しだ」と話した。

外国人学校が増えて、家族と共に韓国を訪れる外国人が増えたのも人気住居地域の変化をもたらした要因だ。1990年代末までは西大門区(ソデムング)に位置するSFS(ソウル外国人学校)が外国人役職員の子どもの教育を担っていた。しかし、00年KIS(韓国外国人学校・江南区開浦洞)、10年ダルウィッチカレッジ(瑞草区盤浦洞)などが続々と開校してこの地域を訪れる外国人も増えた。

龍山区東部二村洞(トンブイチョンドン)に集まって暮していた日本人が最近、麻浦区上岩洞(マポグ・サンアムドン)に引っ越すのも同じ理由からだ。昨年、ソウル日本人学校が開浦洞から上岩洞(サンアムドン)に移転し、今年ドワイトスクールが上岩洞DMCに開校する予定だ。上岩DMC公認仲介事務所(不動産屋)のイ・スンイ代表は、「日本人が主に住む上岩ワールドカップパークの場合、専用面積84平方メートルの家賃は月150万ウォンぐらいで、東部二村洞の半額だ」とし、「公園も多くて日本人が気に入っているようだ」と説明した。



balgun@donga.com