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三星と特許紛争のアップル、韓国系弁護士を大量採用

三星と特許紛争のアップル、韓国系弁護士を大量採用

Posted March. 12, 2012 06:53,   

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アップルが三星(サムスン)電子を相手に、米国で再び訴訟を起こした。アップルは今回の訴訟のため、韓国語のできる韓国系米国人弁護士を最近、大量に採用した。昨年4月以降、1年間近く続いてきた特許を巡る両社間紛争が、日々激しさを増す様子を見せている。

11日のブルムバーグ通信など海外メディアによると、アップルは、証拠物をきちんと提出しなかったと主張し、三星電子を米サンホセ・カリフォルニア北部の地方裁判所に提訴した。これに先立ってアップルは、ギャラクシー・スマートフォン3種やタブレットPC、ギャラクシータブ10.1製品について、同裁判所に特許侵害を巡る訴訟を起こしたが、裁判所は三星電子に対し、昨年12月31日までに同製品のソースコードを証拠物として提出するよう命じた経緯がある。

アップルは、三星電子がこれらの製品のソースコードの様々なバージョンのうち、それぞれ一つずつのバージョンのソースコードだけを提出したと主張している。三星が裁判所の命令を「部分的」に履行したというものだ。さらにアップルは、三星が提出しなかったソースコードを根拠に弁論することを禁じるべきだと、裁判所に求めている。これに関連して三星電子は、「具体的な内容について確認している」とだけコメントした。

一方、ドイツの特許専門家であるフロリアン・ミューラー氏は、「アップル側が最近、韓国系米国人の弁護士73人と、韓国系米国人の書類検討人20人を採用した」とし、「訴訟相手である三星電子の山積みの韓国語書類を検討するための措置だ」と話した。韓国系弁護士を採用したのは、米国で三星電子との訴訟に関連し、アップルの代理を引き受けている法律事務所は「モリソンアンドフォースター」や「ウィルマーへイル」だ。

アップルが、韓国語のできる弁護士を大量に雇ったのは、三星電子との訴訟をどれだけ重視しているかを示している。また、アップルが十分な資金力を使って、言葉の壁を克服できると言うメッセージを三星電子に伝えようとした狙いもあると受け止められている。



jaeyuna@donga.com