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李大統領、3・1節に日本に「慰安婦問題の解決」を強く要求へ

李大統領、3・1節に日本に「慰安婦問題の解決」を強く要求へ

Posted March. 01, 2012 05:33,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、3・1節の演説で、元日本軍慰安婦問題の解決に向けた日本の態度変化を強く求める考えだ。

大統領府の関係者は29日、「未来志向的な韓日関係に主眼を置いて演説を準備した」としながらも、「健全な韓日関係のために必要な最低限の人道的措置という点で、日本政府に慰安婦被害者のわだかまりを解くことを要求するだろう」と述べた。演説では、1990年代半ば以降政府が使い続けてきた「軍慰安婦」という表現を使う模様だ。

日本軍慰安婦問題は、李大統領が昨年12月に京都で行われた野田佳彦首相との首脳会談で、「野田首相が勇気を出してほしい」と強くプレッシャーをかけた事案だ。しかし、野田首相はむしろ、慰安婦被害者の水曜集会1000回を迎え、駐韓日本大使館の前に建てられた平和の碑(銅像)の撤去を求めたため、会談は冷ややかなムードのなか終了した。

このように韓日関係が元日本軍慰安婦問題をめぐって摩擦を起こしている中、同問題の解決を重ねて求める李大統領の3・1節演説に対し、日本側がどのような反応を見せるのか注目される。大統領府関係者は、「未来と歴史の問題をバランスを持って扱うので、両国関係が悪化する理由はない」と述べた。

李大統領は演説で、独島(トクト、日本名竹島)問題や教科書問題など別の歴史問題は取り上げず、「未来の世代に残してはならない」というレベルで取り上げる模様だ。李大統領は昨年の3・1節では、元日本軍慰安婦など具体的な歴史問題には言及せず、心からの行動と実践を求めた。2010年の演説では歴史問題は言及されなかった。



srkim@donga.com