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「韓国国会は死んだ」 朴宣映議員、脱北者送還問題で無神経な国会を糾弾

「韓国国会は死んだ」 朴宣映議員、脱北者送還問題で無神経な国会を糾弾

Posted February. 29, 2012 07:45,   

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「国会は死んだ」

脱北者の北朝鮮への強制送還に反対し、ソウル鍾路区孝子洞(チョンノグ・ヒョジャドン)の中国大使館の前で9日間、ハンガーストライキをしている朴宣映(パク・ソンヨン)自由先進党議員は28日、東亜(トンア)日報の電話取材でこのように述べた。

そのうえで、「国会に期待することはない。第18代国会の4年間、脱北者の人権問題を提起してきたが、とても孤独だった。生命権がかかった問題に背を向ける国会がどの顔で票をくれと言えるのか」とも批判した。中国政府の脱北者への人権じゅうりんと強制送還が問題として浮上しているにもかかわらず、総選挙を控えて、選挙区での支持集めだけに汲々としている国会議員の無関心さを皮肉ったものだ。

国会は、脱北者の送還防止を求める決議案が通過したことを受け、腕組みをして脱北者の送還問題をほう助してはならないという指摘が政界の内外から出ている。しかし、国会の外交通商統一委員会(外通委)の委員の中で朴議員のハンスト場を訪れ、毎日行われる抗議デモに参加した議員は一人もいない。

南景弼(ナム・ギョンピル)セヌリ党議員は24日、外通委で、「議会レベルで中国訪問団を構成し、中国政府に送還を中止するよう求めなければならない」と声を上げたが、委員会としての具体的な動きはない。同委員会委員長の金忠環(キム・チュンファン)セヌリ党議員は、東亜日報の電話取材に対し、「まだ具体的な推進はない。党内で与野党院内代表が訪問すべきでないかという話があったが、実際に計画が出されたわけではない」と話した。南議員側は、「主に選挙区にいて選挙準備をしているため、脱北者の送還事案に関心を注ぎ続けることは難しい」と打ち明けた。

ただ、セヌリ党所属で当選1回議員の権宅起(クォン・テッキ)、申志鎬(シン・ジホ)、車明進(チャ・ミョンジン)、趙全赫(チョ・ジョンヒョク)、朴俊宣(パク・ジュンソン)、金容兌(キム・ヨンテ)議員は、3月1日から交替で朴議員のデモに参加する考えだ。これに先立ち、黄祐呂(ファン・ウヨ)院内代表と申志鎬、田麗玉(チョン・ヨオク)、金乙東(キム・ウルドン)議員はデモの場所を訪れ、デモに参加した。先進党議員らは毎日午前、朴議員を励ますという。

朴議員によると、3月1日(現地時刻)に北朝鮮人権運動家でディフェンス・フォーラム(DFF)代表のスーザン・ショルティ氏が主導するデモが米ワシントンの中国大使館の前で行われる。参加者は、「脱北者の送還は死だ」という意味で、棺を持ってデモをする予定だと朴議員が伝えた。

一方、外交通商部の趙炳ジェ(チョ・ビョンジェ)報道官は28日の定例会見で、中国政府が脱北者助命運動をしている朴議員のビザ発給を拒否したことについて、「朴議員が20日にビザを申請したが、ビザの発給が難しいという返答をもらったと聞いている。非常に遺憾だ」とコメントした。



zeitung@donga.com