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イメージの時代去り、今や「ビッグデータ選挙」時代

イメージの時代去り、今や「ビッグデータ選挙」時代

Posted February. 02, 2012 08:29,   

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「イメージ選挙」の時代が去り、「ビッグデータ選挙」の時代が到来している。

オバマ米大統領は、米国初の黒人大統領であり、数百万人のツイッターやフェイスブック利用者の支持を追い風に勝利した「ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)」大統領だ。オバマ大統領は、テレビに映る政治家の姿が選挙結果に重要な意味を持つイメージ選挙の終末を予測した。それに代わって、スマートフォンやタブレットPCを持って、SNS、インターネット・コミュニティ、ユーザー作成コンテンツ(UGC)、電子メールなどによって候補とコミュニケーションをとり、公約を検証するスマートな有権者の意見に耳を傾けなければならないと確信した。

オバマ大統領は今年大統領選挙を控え、SNS大統領から「ビッグデータ」大統領に生まれ変わる準備を整えた。このデータとは、有権者がSNSなどのニューメディアを通じて表現する「生きた民心」を意味する。

オバマ陣営は、今年11月の稼動を目標に、統計学者、予測モデル学者、データ発掘の専門家、数学者、ソフトウェア開発者による「ビッグデータチーム」を構成している。オバマ大統領のツイッターのフォロアーは1000万人、フェイスブックは2000万人以上に増えた。最新のテクノロジーと科学テクニックを動員して、増加したインターネットのユーザーが出す「ビッグデータ」を徹底的に分析し、2008年の奇跡を再現するという考えだ。

専門家はビッグデータ選挙が、△双方向のコミュニケーションを活発にし、△選挙過程の透明性を高め、△身近な政治を作ると期待している。データ分析学の権威であるソウル大学の李栄祚(イ・ヨンジョ)統計学科教授(韓国データマイニング学会長)は、「ビッグデータ選挙時代は、市民の集団知性が公約に反映される時代だ」と規定し、「インターネットという情報技術(IT)が政治文化を一段階発展させつつある」と説明した。

ビッグデータ分析専門会社の米EMCの金京鎮(キム・ギョンジン)韓国支社長は、「米国では今年、大統領がアップル・アップストアの数十万のアプリケーション(アプリ)の中で、有用性を何度も検証されて選ばれた『キラーアプリ』のようにならなければならないという認識が広がっている」と伝えた。

韓国政治でも、オンライン上の民心を反映しようとする動きが本格化している。与党ハンナラ党は、ツイッター力量指数を公認の審査に反映する案を推進中だ。ツイッターを通じて、より多くの有権者とコミュニケーションをとれる人が選挙で勝利する確率も高いと考えるからだ。野党陣営では、先月29日、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長、崔文洵(チェ・ムンスン)江原道(カンウォンド)知事、金斗官(キム・ドゥグァン)慶南道(キョンナムド)知事、安熙正(アン・ヒジョン)忠南道(チュンナムド)知事ら全国4市道の首長がツイッター討論を行った。

政界では、SNS分野の専門家を招待して、データ選挙の戦略を学んでいる。SNSで顧客満足(CS)を極大化した企業の事例を手本に、SNSで有権者に感動を与えるということだ。

ビッグデータ選挙時代を迎え、東亜(トンア)日報はツイッターを中心にしたSNS世界の民心を生き生きと伝える計画である。まず、1日現在、ツイッター上に現れた政治家の影響力順位と1月の1ヵ月間でツイッターで最も多く名前が挙がった国会議員の順位を公開する。

1日現在、ツイッターで政治家個人の影響力を評価した結果、統合進歩党の李正姫(イ・ジョンヒ)共同代表が1位となった。李代表のフォロアーは約19万人で、代表的なパワーツイッタラー(ツイッター利用者)だ。

朴元淳ソウル市長、盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団の文在寅(ムン・ジェイン)理事長、文盛瑾(ムン・ソングン)民主統合党最高委員、韓明淑(ハン・ミョンスク)民主統合党代表が後に続いた。与党議員の中では、金文洙(キム・ムンス)京畿道(キョンギド)知事(9位)と朴槿恵(パク・グンヘ)ハンナラ党非常対策委員長(10位)が10位内に入った。有力な次期大統領選候補とされる安哲秀(アン・チョルス)ソウル大学融合科学技術大学院長は、公開されたツイッターアカウントがないため評価に含まれなかった。

また、1月の1ヵ月間でツイッター上で最も多く言及された国会議員は朴槿恵委員長だった。



coolj@donga.com baltika7@donga.com