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「知っていながら不行き届きだった」李大統領、校内暴力問題で反省示す

「知っていながら不行き届きだった」李大統領、校内暴力問題で反省示す

Posted January. 28, 2012 08:40,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は27日、校内暴力について「知っていながら(政策面で)行動に移せなかったことが一番恐ろしい。私自身から反省する。私も、その点では不行き届きだったことを認める」と述べた。

李大統領は同日、大統領府で行われた教育団体の代表ら6人を招いての懇談会で「私自身も公教育をどう(改革)するべきか考えた。こんな(校内暴力)問題には考えが及ばなかった。この問題の方がもっと重要だ」と話した。その上で、「知っていながらも行動できなかったことは悪い。私たちは、知っていながら重く受け止めたり回避したのかも知れない」とも述べた。

また李大統領は、「(校内暴力に関する報道を見て)ものすごいショックを受けた。皆で力を合わせなければならない。これまではあまりにも無関心だった」と言い、政府だけでなく学校や保護者、生徒が手を携えて取り組むべき問題だと強調した。

昨年末、大邱(テグ)の中学生が校内暴力に苦しんだ挙句自殺した事件が発生した直後、「政府を挙げての対策」作りを指示したが、未だに対策が示されてないことに触れ「最近、李周浩(イ・ジュホ)教育科学技術部長官から対策を発表したいという報告があったが、『政府が一方的に発表して解決できるものではなく、保護者や生徒たちの意見を集めて、実感できる対策を打ち出すべだ。もう少し発表を遅らせて欲しい』と話した」と述べ、この間の経緯を説明した。

李大統領は、「今度も有耶無耶になるのではという声もあるが、根こそぎ追放するべきだ。根本的に文化を変えなければならない。青少年は希望ですから…」と強い決意を示した。また「子どもに『どうして殴ったの?』と怒るのではなく、『どうしてこんなことになったの?』という悲しむ気持ちと愛情を持って問題解決に取り組みましょう」と呼びかけた。

さらに、「子どもたちが希望を持って学校に通えるようにするべきで、それには全教組(全国教職員労働組合)も教総(全国教員団体総連合会)も異論があるはずがない。政治問題ではなく、自分の家庭の問題、わが子の問題である。新しい気持ちで取り組みましょう」と強調した。同日、全教組は、捜査当局による組合員の家宅捜索を理由に参加しなかった。

懇談会では、公教育再生学父母連合会のイ・ギョンジャ会長は「先生たちが苦労をすれば学校はうまくいく。それでこそ先生と呼ばれる」と言い、教師たちの使命感を強調した。学校暴力被害者家族協議会のチョ・ジョンシル会長は「私たちは加害生徒も被害者だと言っている。わずかな失格教師や失格の親たちが全体を濁している」と言い、大人の責任が先決だと指摘した。



srkim@donga.com