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性犯罪・殺人・麻薬犯、20年間タクシー運転業務禁止へ

性犯罪・殺人・麻薬犯、20年間タクシー運転業務禁止へ

Posted January. 26, 2012 06:57,   

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性犯罪や殺人、麻薬服用などの犯罪を犯した前科者に対し、20年間タクシーの運転を禁じる法案が閣僚会議で可決した。相次ぐタクシー内犯罪を防ぐという趣旨で導入されたが、現場では「特定業種の従事者を潜在的な犯罪者と見なす制度」という不満も少なくない。

国土海洋部は、重犯罪者のタクシー運転士の資格取得20年制限をはじめ、事業用バス運転士を対象に「バス運転士資格試験」を追加実施するなど、大衆交通運転者に対する管理を強化する旅客自動車運輸事業法改正案が閣僚会議で可決したと、25日発表した。今回の改正案は8月1日から施行される。

現在でも殺人や強盗、強姦などの犯罪を犯した場合、刑期を終えた後の2年間はタクシー運転士資格を取得できない。今回の改正案で資格取得制限期間が10倍に増え、事実上当該前科者のタクシー運転士就業が不可能になった。また、これまでタクシー運転士資格制限規定はあったが、タクシー会社で簡単に犯罪照会ができず事実上有名無実だった制度上の限界も、採用時、犯罪経歴を一括に照会できるように明文化した。

現場では憂慮と歓迎の声が交差している。前科者の社会復帰を促す韓国法務保護公団の関係者は、「タクシーなど運送分野で再就業し、社会復帰に成功する前科者も多い」と述べ、「過去の前歴で特定業種への就業を完全に断つことは防がなければならない」と指摘した。反面、全国タクシー運送事業組合連合会側は、「現場で前科照会をきちんとできないことを改善すれば、タクシーへの市民の信頼を高められる」と語った。



jmpark@donga.com