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携帯フォンで世界トップ、5年間で果たした三星の約束

携帯フォンで世界トップ、5年間で果たした三星の約束

Posted January. 11, 2012 08:10,   

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三星(サムスン)電子は、スマートフォンだけでなく、携帯フォン全体の売上でもノキアを抜き、世界トップの座についた。これで、三星電子は、テレビ部門で06年ソニーを抜き、世界トップの座についたのに続き、電子部門でもうひとつの金字塔を築き上げた。

三星電子の崔志成(チェ・ジソン)副会長(写真)は9日(現地時間)、世界最大規模の家電展示会、「CES 2012」の開幕を控え、米ラスベガスで開かれた記者懇談会で、「昨年、携帯フォン全体市場で、台数ではノキアに押されたが、売上ではノキアを上回った」と明らかにした。三星電子が台数で押された理由は、ノキアは中低価格の携帯フォンでの競争力が強いからだ。三星電子は、単価の高いスマートフォンの善戦を受け、全体売上ではノキアを抜いた。

崔副会長は、「(約5年前の)07年初頭、役員らが集まって、10年まではノキアを抜き、トップにつこうと誓い合い、役員全員の名前を刻んだ約束の札まで作った」とし、「1年遅れではあるが、昨年、その約束を果たした」と話した。また、「07年までは、ノキアの販売台数が我々の4倍だったため、誰もが我々の決心を信じなかったが、結局我々は遂げることができた」と感無量だった。

三星電子はまた、昨年、世界の情報技術(IT)メーカーのうち、10年に続き、最も多くの売上をあげたことが分かった。10日、金融情報会社・エフアンドガイドによると、昨年、三星電子のドル建て売上は計1486億ドルと、HPの2011会計年度の売上(10月決算)の計1274億ドルを大幅に上回った。アップルとIBMの売上は、それぞれ1082億ドル(確定値)と1072億ドル(試算値)で、三星電子とのギャップは400億ドルに達した。

このような勢いにのって、崔副会長は、「スマート革命の流れの中、勝者としての存在感をはっきりさせたい」と明らかにした。さらに、「昨年、スマート革命が中東に新たな秩序を作り出し、スマートフォンからテレビに至るまで、電子産業にも嵐が吹き荒れている」とし、「しかし、真なるスマート革命はこれからが本格的な始まりであり、一寸先も予測できない。今年は昨年(21兆ウォン)より、多くの金額を投資するつもりだ」と明らかにした。

成長目標について崔副会長は、「10年は151兆ウォン、昨年は164兆ウォンの売上を上げたが、今年は180兆ウォンを達成し、このスピードが続けば、15年前に、グローバル電子メーカーとしては初めての2000億ドル(約231兆ウォン)も可能だろう」と明らかにした。

崔副会長は同日、三星電子が注目している分野として、「コンテンツサービス」を取り上げた。崔副会長は、「三星電子は年間携帯フォンのデザインだけでも550件を出すほど、世界的なデザインハウスだ」とし、「今後、コンテンツ分野にも果敢に投資し、エコシステムを主導していく考えだ」と述べた。



jaeyuna@donga.com baltika7@donga.com