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[社説]制服が誇らしい人たち

Posted January. 04, 2012 07:52,   

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1年前の「アデン湾黎明作戦」を覚えている。三湖(サムホ)ジュエリー号の船員らがソマリア海賊に拉致されて6日目の11年1月21日の未明。大韓民国海軍の清海(チョンヘ)部隊所属の駆逐艦「崔瑩(チェヨン)」艦は激しい交戦の末、船員21人を全員救出して、国民が危険に直面した時に、命をかけて守ってくれる国軍が私たちの隣にいることを強烈に印象付けた。同日、崔瑩艦射撃統制官として作戦の成功を導いたキム・ソンホ少佐が、東亜(トンア)日報とチャンネルAが制定した「名誉な制服賞」第1回大賞を授賞した。

軍服、警察服、消防服のような「制服を着た人々(Men In Uniform)」は、国民の生命と安全を守り、安保と秩序を守護する「国の生きている礎」だ。国の呼びにどこへでも駆けつけ、市民の安全が脅かされていると勇敢に身を投げ、自分の命より人を先に考える彼らがいてこそ、我々は枕を高くして眠ることができる。先進国の中でも韓国の都市のように、夜遅く安心して女性が1人で歩き回れるところはあまり多くない。それにも関わらず、我々はMIUのありがたみを忘れて過ごしている。

フランス・パリの真っ只中の凱旋門の下には戦争で散花した無名勇士の墓地がある。シャンソンとワインを楽しみ、シャンゼリゼの華麗な照明が消えないのも彼らの犠牲のおかげであることをフランス人は覚えている。バラック・オバマ米大統領はアフガニスタンで戦死した将兵らの遺骸が本国へ運柩されるたびに、昼夜を問わずそこへ飛んで行き、不動姿勢で敬礼することで、最高の礼を尽くした。国と国民を守るMIUの愛国心に敬意を表し、礼遇と補償をしっかり行う国であってこそ強い先進国になれる。

「大韓民国は生まれなかったら良かった国」と捻じ曲げられた歴史観を持ち、MIUの権威さえ認めない人々も変わらなければならない。このような人々が大韓民国を中傷する言葉を言っても、安全に暮らせる国である裏面にはさらに多くの国民の汗と努力、その中にMIUの苦労がある。公権力に挑戦するのを「正義」であるかのように振る舞い、MIUを凶器で攻撃する人々も自分たちの過ちに気付くべきだ。

火災現場へ人命救助のために駆けつけて障害を負ったが、また消防署に戻ってきたキム・ウングン消防校、キム・ヒョンス消防尉の2人には名誉な制服賞ノーブレス賞が贈られる。「骨の髄まで消防士」である彼らのように、多くの国民が知らない誇らしいMIUが多い。制服を着た人々を尊敬する社会、制服を着た人々が誇りを感じる国は決して揺れない。警察は警察服を堂々と着るべきだ。