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Kポップ、アジアを超えて世界を魅了

Posted December. 30, 2011 08:41,   

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「Kポップイズクール(K−pop is cool=Kポップって素敵)!」

「ケイポップエスエルメホール(K−pop es el mejor=Kポップって、最高だぞ)!」

2011年は、韓流がその重心を、ドラマから大衆音楽へと移した年だった。日本の大衆音楽を指すJポップ(J−pop)の支流のように登場した「kポップ」という言葉が、それ自体で誇りを持つようになった。

6月、少女時代やシャイニーなど、SMエンターテインメント所属の歌手らで行ったSMタウンによるフランス・パリでのコンサートが、その引き金となった。公演に先立って、パリのルーブル博物館前で、地元のKポップファンらによる公演追加要求のフラッシュモップが行われた。SM側は、急いで公演を2度に増やし、これも同様に、熱い熱気の中、全ての入場券が売り切れとなった。

その後、米国やカナダ、英国はもとより、南米諸国でも、「Kポップコンサートを開いてほしい」というフラッシュモップが相次いだ。「パリでの出来事」は、序の口に過ぎなかった。10月は、3人組男性グループ、JYJがスペイン・バルセロナで、韓国人歌手としては初の単独コンサートを開いた。欧州各国から詰め掛けた3000人を超えるファンは、熱狂した。コンサートは、ドイツ・ベルリンへと続いた。

13日は、南米でもKポップコンサートが初めて行われた。フォーミニッツやビースト、ジナが一緒に出演した「ユナイテッドキューブインブラジル」だった。地元のメディアは、Kポップのファンダムについて、「日本で始まったアジア文化のブームは、もはや韓国へと渡ってしまった」と、その熱気を重みを持って報じた。

「縄張り」だったアジアでの韓流は、もはや、現地の主流文化の一つに定着したものと見られる。韓国歌手らが、日本のオリコンチャートの上位に大勢名を連ねることは、「日常的なこと」となり、韓国の新人グループらが、日本市場を先に攻略する事例も増えている。スーパージュニアは、台湾の音楽チャートで63週間連続トップという大記録を立てた。

00年代半ば、日本で大ブームを巻き起こした「ヨン様(鞖勇俊)シンドローム」を、今は、「グンちゃんブーム」が受け継いでいる。張根碩(チャン・グンソク)主演のドラマ、「美男ですね」が、フジテレビに放送され、人気を集めた。DVDのレンタル件数は450万回にのぼり、「冬のソナタ」を上回った。10月に発売した張根碩の日本でのデビューシングルアルバムは1週目に11万枚を超える売り上げとなった。日本の歌手を含め、男性ソロアーティストのデビューシングルが、オリコン週間シングルチャートトップを占めたことは、30年4ヵ月ぶりのことだ。

はるか遠いアフリカや中東の韓流ファンらは、ネットでKポップに「アクセス」した。スーパージューニアの「ミスターシンプル」、2NE1の「理由のある自信」、ヒョンアの「バブルポップ」のプロモーションビデオが2000万件以上のクリック数を記録し、世界の韓流ファンらを、パソコンの前に寄せ付けた。「バブルポップ」は、米国の由緒のある音楽専門誌、「スピン」が選んだ「2011、ベストポップシングル」で、アーデルやビヨンセに次ぎ、3位にランクされた。10年8月、54ヵ国への同時生中継を開始したKBS番組「ミュージックバンク」は、世界のKポップファンらの「理由を問わず本番を死守」リストに安着した。

世界的な音楽家らとの共同作業も、桁が膨らんだ。少女時代は、マイケル・ジャクソンの有名なアルバムを作った米プロデューサー、テディー・ライリーと手を取り、「ザ・ボイス」を、「ワールドワイドリリーズ」した。ビックバンのGドラゴンやTOPは、米有名プロデューサー、ディプロと作業を行った。



imi@donga.com kej09@donga.com