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北朝鮮通信社配信の告別式写真に「一部操作」 米紙が報道

北朝鮮通信社配信の告別式写真に「一部操作」 米紙が報道

Posted December. 30, 2011 08:41,   

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北朝鮮当局は28日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の葬儀の写真を外部に提供したが、一部内容が操作されたことが確認されたと、米紙ニューヨークタイムズ(NYT)が29日報道した。

NYTは日本の共同通信が撮った場面(左側)と北朝鮮の朝鮮中央通信が欧州の代行会社の「ヨーロピアン・プレスフォト・エーシェンシー(EPA)」を通じて提供した写真をダートマス大学のデジタル写真専門家のヘニ・ファリードさんと一緒に比較した。

この写真は運柩行列のリムジン先導車両が金日成(キムイルソン)広場を通る場面だ。車両の左右に引かれている線はNYTが2つの写真の撮影時間差を示すため、任意で引いたのだ。撮影時間差は数秒に過ぎない写真だ。

北朝鮮当局が配布した写真には、左側に長く立ち並んでいる追慕市民の後にカメラマンら6人や放送用カメラなどがフォトショッププログラムを利用して削除されている。専門の判読結果によると、削除された部分には雪の跡を消すなど、追加作業も行われていた。

NYTは、「北朝鮮当局は金総書記の葬儀が完全無欠に行われたのを対外に誇示したくて、数人のカメラマンによって削除されたものと見られる」と報道した。

EPA側は、写真操作波紋と関連し、問い合わせの電話に応じなかったが、28日午後6時、お客に写真を掲載しないよう通告したと、NYTは伝えた。EPA側は通告文で、「供給者から画像が変更されたという通報があった」とし、「迷惑をかけて申し訳ない」と謝った。



bonhong@donga.com