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収監日も勝手に決める鄭鳳株

Posted December. 24, 2011 07:15,   

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検察は07年の大統領選挙の当時、虚偽事実を流した罪で最高裁判所で懲役1年の実刑が確定した鄭鳳株(チョン・ボンジュ)元民主党議員に対し、「26日午後1時まで、ソウル中央地検に出頭せよ」と通知した。鄭元議員がこの時間に出頭したいと要請したことに対し、検察が受け入れた形となり、特恵を与えたのではないかという批判も出ている。

ソウル中央地検・公判部(金載勳部長)は23日、「鄭元議員の所在が確認できるよう、措置を取ることを前提に、このように通知した」と明らかにした。鄭元議員は、最高裁判所が確定判決を下した22日、「午後5時まで、ソウル中央地検に出頭せよ」という検察からの1回目の通知には応じなかった。検察が再び、「23日午前10時までに出頭せよ」と通知したが、これまた応じなかった。

この過程で、鄭元議員と一緒にポットキャスト放送、「ナヌンコムスダ(俺はけち臭い)」に出演している「時事イン」のチュ・ジンウ記者は、自分のツイッターに、「鄭元議員は26日午後1時、ソウル中央地検に自ら出頭する」という書き込みを掲載した。

鄭元議員の弁護人も22日午後11時、ソウル中央地検に電話をかけ、「26日午後1時に出るようにしてほしい」と要請した。鄭元議員は、携帯電話の電源を切ったまま、ソウル某所で身の回りの整理をしているという。また、周辺の知人らに対し、「母親の健康が芳しくなく、静かに身の回りや心の整理をする時間がほしい」という意思を明らかにしたこともある。

検察は当初、出頭要求に2度も応じなかった鄭元議員に対し、強制連行し、すぐ刑務所に入れる案について検討を行った。確定判決後、一日間時間を与えただけに、厳しい法の執行に向け、強制措置を取るべきだという意見が多かったためだ。実刑が確定した一般被告人に対して、検察は刑執行手続に直ちに乗り出すだけに、鄭元議員に猶予期間を与えるのは公平性を欠くことだという主張も出た。

しかし、鄭元議員を強制的に連行する場合、やや「弾圧を受ける政治家」というイメージを与えかねないことから、猶予期間を与えることにした。自分は無念に弾圧を受けるという印象を与えようとする政治的狙いもあるため、わざわざ乗り出す必要はないという趣旨からだ。特に09年9月、懲役1年の判決を受ける金鍾律(キム・ジョンリュル)元民主党議員に対し、2日間の猶予期間を与えた前例も考慮された。

ただ、検察は、鄭元議員が支持者らと一緒に、集団的・公開的な行動を行う場合は、直ちに強制連行するという内部方針を立てているという。



ceric@donga.com