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危機管理に乗り出した銀行、危険業種の融資中止・資金回収

危機管理に乗り出した銀行、危険業種の融資中止・資金回収

Posted December. 10, 2011 05:33,   

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銀行が6大危険業種に対する既存の与信を回収したり、新規の与信を事実上中止し、危機管理に乗り出した。世界8位の造船会社であるソンドン造船海洋の主要債権銀行でもあるKB国民(クンミン)銀行は最近、ソンドン造船海洋支援から手を引く方針を明らかにした。緊急の資金支援を受けて回生させても、今の企業を清算した方が遥かに有利だと判断したからだ。

同銀行の関係者は「主に低価格船舶を受注しているソンドン造船海洋は、船を作れば作るほど損するため追加の拠出は難しい」と話した。主債権銀行である輸出入銀行を除いてウリィ、新韓(シンハン)など残りの債権銀行も、本音は国民銀行と変わらない。他の銀行の企業金融担当副頭取は「

銀行圏は、グローバルな景気低迷に脆い海運業界にもメスを入れ始めた。保有している船舶の価格が急激に下落したいくつかの海運会社に対して担保価値を超える貸出金の早期償還を要求しており、新規の船舶に対する船舶金融も中断した状態だ。

すでに金融契約を交わして建造作業が始まった船舶に対する中間金の貸出も渋る空気が読み取れる。数年間苦境を抜け出せない建設業界に対しても、与信審査の基準を大幅に強化した。

ある都市銀行の企業与信審査部長は「以前は建設会社がマンションを建てるとき相場に対する分譲価格や広さ・間取りについてまで細かく検討しなかったが、今は中大型広さの物件が多かったり相場と分譲価格との差が大きい建設会社には貸し出していない」とし、「大企業の系列企業であっても例外ではない」と強調した。

金融監督院によると、今年10月末現在、大企業の延滞率は1.36%で2006年11月の1.6%以来5年ぶりの高い水準に上昇した。



dew@donga.com