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最貧途上国からの特恵関税輸入品目、95%に適用を拡大

最貧途上国からの特恵関税輸入品目、95%に適用を拡大

Posted November. 26, 2011 03:24,   

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世界の最貧国で生産された衣類や農産物など263品目が、来年から特恵関税対象に追加される。

企画財政部は25日、バングラデッシュやカンボジア、エチオピアなど、国連が定めた最貧途上国48ヵ国に対し、特恵関税の供与品目を、全体輸入品目の90%から95%へと拡大することを決めたと明らかにした。

「先進国からのプレゼント」と言われる特恵関税は、発展途上国の貿易促進や援助のため、1968年、国連貿易開発会議で初めて採択された制度。韓国も1987年、国内総輸出の15%(70億1000万ドル)が特恵関税の恩恵を受けた。1987年、欧州共同体(EC)から特恵関税の恩恵が打ち切られ、さらに1989年は米国、00年は日本も恩恵対象から韓国を外した。

韓国が供与国へと地位が変わったのは07年からだ。政府のそれまで、全体輸入品目の1.8%(93品目)だけに与えた最貧途上国の特恵関税を75%(3697品目)へと大幅に拡大した。その後、毎年、5%ポイントずつ、恩恵品目を増やし、現在は95%に達している。

国内市場に直接打撃を与える米や牛肉、ニンニクなどの一部の農畜水産物や原油ぐらいを除けば、事実上、全ての品目に無関税の恩恵を与えたことになる。



january@donga.com