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鄭義宣・現代車副会長、「まだまだ先が遠い」

鄭義宣・現代車副会長、「まだまだ先が遠い」

Posted November. 18, 2011 03:16,   

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「自信ができたのは明らかだが、まだまだ行く道が遠くて険しいと思います」

16日午前11時(当地時間)、米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われたLAオートショーで新型グレンジャー(米国名アジェラ)を直接紹介してから休憩室に出た現代(ヒョンデ)自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長と会った。

鄭福会長は、「LAオートショーがメジャーのモーターショーではないが、現代車の中核車種の新型グレンジャーが米国市場で初めて公開される場であるだけに、直接紹介するために訪問した。現代車の技術力とデザイン哲学が盛り込まれた最新モデルなので、米国市場の販売成績に高い期待をかけている」と話した。

同氏は、「最近米国で現代車の販売が大きく伸びて、周りで良い話をしてくれるが、まだ一息をつく暇がない」とし、「これからが本番という考えで努力している」と話した。

鄭副会長は、「これまで品質とデザインを世界的レベルに引き上げるため、現代車全体が努力した結果が目に見える形で現われているようで、確実な自信を持つようになった」とし、「我々は若くて躍動的なので、何でもできるという考えが発展の原動力になっている」と強調した。

特に、鄭副会長は、「デザイン分野はもう我々が他のメーカーを先導する側面も多いと思う」とし、「最初は議論があったソナタのデザインが米国で成功的なものだという評価が出たことで、デザインチームに次世代ソナタはさらに攻撃的にデザインしてほしいと注文した」と話した。また、「販売が増えただけにブランドの位置づけを高めるため、多様なマーケティングを計画中だ。ワールドラリーチャンピオンシップ(WRC)をはじめ、内外のモータースポーツに対する投資強化を多角的に検討している」と話した。

ただ、鄭副会長は「最近、世界経済の先行きが不透明であるため、投資の進め方を決めるのが簡単でない」と付け加えた。

同日のLAオートショーの訪問に先立って、鄭副会長は15日、現代車アラバマ工場を訪れ、生産状況を点検した。ロサンゼルスへ来ては現代車米国法人(HMA)の役員から当地市場の状況を報告してもらった。父親の鄭夢九(チョン・モング)会長の「現場経営」に似ていると評価されている。

実際、鄭福会長は世界5大モーターショーには殆ど顔を出してきた。昨年、ジュネーブ、北京、釜山(プサン)、パリモーターショーなどに参加して、現代車の新しいビジョンを宣布したり、新車種を紹介した。今年も1月には米国のデトロイトモーターショー、4月ソウルモーターショー、9月ドイツ・フランクフルトモーターショーに続き、LGオートショーまで訪れた。来年1月、デトロイトモーターショーも参観する予定だという。

鄭副会長はモーターショーに参加する傍ら、近くの現代・起亜(キア)の生産施設や現地法人を訪問して、グローバル現場を点検する。モーターショー会場でもできるだけたくさんの会社の展示場に足を運んで、自動車を几帳面にチェックする。同日もトヨタ、本田、フォルクスワーゲン、BMWなど様々なブランドのブースを見て回りながら、1時間以上を送った。このような鄭副会長のスタイルを一部では「モーターショー経営」と呼んだりもする。



mobidic@donga.com