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孫興民と李根鎬を前線配置、レバノン戦の攻撃陣大幅修正

孫興民と李根鎬を前線配置、レバノン戦の攻撃陣大幅修正

Posted November. 15, 2011 03:35,   

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「ジョーカーから主力へ」

15日午後9時30分、レバノン・ベイルート・スポーツシティスタジアムで行われるレバノンとの14年ブラジルワールドカップ(W杯)アジア地域3次予選で韓国の攻撃ラインが大幅に変わる。趙広来(チョ・グァンレ)監督は、警告累積で出場できない主将朴主永(パク・ジュヨン=アーセナル)と11日アラブ首長国連邦(UAE)で振るわなかった池東沅(チ・ドンウォン=サンダーランド)を使わず、これまでジョーカーとして活用してきた孫興民(ソン・フンミン=ハンブルガー)と李根鎬(イ・グンホン=ガンバ大阪)を前線配置する計画だ。

所属チームでよく出場している孫興民と李根鎬は、主にベンチを守る朴主永と池東沅より活気に満ちていた。11日、UAEの試合で元気がなかった韓国の攻撃は、彼らが後半交代投入されてから変わった。2人は速い足で空いた空間を突っ込み、ワンテンポ速いシュートで相手の守備ラインを惑わせた。李根鎬は先制ゴールを決め、孫興民は勝負を決定付けた朴主永のゴールをアシストした。

趙監督は父親の国家代表差出反対発言のトラブルがあったにも関わらず、精神的に良く耐えた孫興民にグラウンドの司令塔とも言える攻撃型MFを任せた。中央で攻撃テンポをコントロールする役割だ。後ろに下がったストライカーとしてチャンスが来れば、突っ込んでシュートを放ち、ゴールを決めるポジションだ。孫興民は昨年12月、シリアとの評価試合でデビューして以来、初の先発出場だ。李根鎬は最前方のワントップ攻撃手に立たせる。

趙監督は、「レバノンはフォーバックを使うが、瞬時にスリーバックに転換し守備陣が厚くなる。側面クロスによる失点もほとんどない。レバノンの守備を破るためには、李根鎬が前方で揺るがし、2線で孫興民が空いた空間に突っ込む作戦が必要だ」と説明した。

他のポジションにも変化が多い。攻撃型MFとして後半交替投入されたイ・スンギ(光州)を左ウィングへ移動させた。所属チームで左右ウィングと攻撃型MFを受け持っていたイ・スンギに側面でゴールチャンスを作る任務を与えた。守備型MFだった李容來(イ・ヨンレ=水原)を左側守備手に立たせ、攻撃型MFの具滋哲(ク・ジャチョル=ヴォルフスブルク)を守備型へ補職変更した。やや揺れる守備ラインを再整備するためだ。

韓国はB組みで勝ち点10(3勝1分け)でレバノン(勝ち点7)、クウェート(勝ち点5)を抜いて首位をキープしているため、レバノンを下せば残りの試合結果と関係なく、最終予選進出権を手に入れる。

専門家らは第1戦で韓国がレバノンを6対0で下した記憶は忘れなければならないとアドバイスする。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング146位のレバノンは、韓国(31位)、クウェート(96位)、UAE(113位)に続き最も弱いチームに分類されたが、ダークホースに浮上した。ドイツ出身のテオ・ブカ監督が組織力を整備し2勝1分けで無敗行進を続けており、組み2位まで浮上した。



yjongk@donga.com