Go to contents

SNSデーター分析の新技法、ソウル市長選で威力発揮

SNSデーター分析の新技法、ソウル市長選で威力発揮

Posted October. 29, 2011 05:54,   

한국어

「オピニオンマイニング」、「社会ネットワーク分析」という言葉は、依然として一般の人には聞き慣れない。しかし、オンラインとソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)でデータが爆発的に急増するいわゆる「ビッグデータ」の時代に、このような聞き慣れない単語は私たちに新しい機会を与える。この分野の専門家でなくても、データの意味を読めば、事の流れを把握して予測もできるためだ。

SASコリアが東亜(トンア)日報とともにソウル市長補欠選挙に関するツイッターの世論を分析した際も、このような事実が立証された。世論調査機関は、今回の選挙で、朴元淳(パク・ウォンスン)候補と羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)候補が薄氷の対決を繰り広げ、誤差範囲にあると見通した。しかし、ツイッター上のデータを分析すると、世論は序盤から選挙前日まで、朴元淳候補に有利だった。

今回の作業は、既存のSNS分析とは質的な面で違いが大きかった。既存の分析は、大半が単にツイッターで言及される候補の名前の総量を合わせる水準だった。一歩進んだ分析も、単に書き込みの肯定と否定を把握しただけだ。しかし、今回の分析は、総量だけでなく信頼度やクリーンさ、イメージなど5つの面を基準にユーザーの各候補への感情まで把握した。

選挙運動期間に形成された各候補のコミュニティの規模と指向は、ツイッターのユーザー間の関係を明らかにする社会ネットワーク分析で明らかになった。羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)候補がツイッター上で量的な広報にだけ集中したという政治専門家の推論がデータで立証されたのだ。

一部の先進国では、すでにこのような技法がビジネス分野だけでなく世論分析やトレンドの把握に応用されている。韓国の専門家集団も、長年の経験に加えてデータを読みこむ新しい能力を備えるなら、一次元高い洞察力を得られるだろう。