Go to contents

「金総書記の孫であることは負担」 キム・ハンソル氏が米メディアと会見

「金総書記の孫であることは負担」 キム・ハンソル氏が米メディアと会見

Posted October. 28, 2011 09:14,   

한국어

北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の孫、キム・ハンソル氏は、米国の国際公共放送(PRI)とのインタビューで、「金総書記の孫であるという事実は負担だ」と明かした。

米国の「PRIラジオ」が27日にホームページに掲載したインタビューによると、ハンソル氏は、「金総書記の孫になったのは、私が選択したことではない。私が望むのは、勉強して自分の人生を生きることだ」と述べた。ハンソル氏はインタビューの録音は許可しなかったが、質問に概ね率直に答えたとPRIは伝えた。

ハンソル氏は、「民主主義と共産主義はどちらにも長所と短所がある」と話した。これに先立ち、ハンソル氏は、自分のフェイスブックの友人に「共産主義なのか、民主主義なのか(Communism or Democracy)」というオンラインのアンケート調査をし、「私は民主主義を好む」と答え、注目を引いたことがある。しかし、PRIのインタビューで、ハンソル氏はこのアンケート調査について、「あまり多くの意味を与えることはない。ばかげた調査(silly poll)だった」と述べた。

また、ハンソル氏は「2才のとき以降は、毎年夏に北朝鮮を訪問する以外、ずっとマカオに住んでいた」とし、「北朝鮮についてはほとんど知らず、知っていることの大半は、あなたたち(メディア)を通じて知ったことだ」と明らかにした。

金総書記の長男、金正男(キム・ジョンナム)氏の息子であるハンソル氏は、今月中旬からボスニアにあるユナイテッド・ワールドカレッジ・モスタル分校(UWCiM)で留学生活を送っている。

同校を選んだことについて、スティーヴン・コドリントン前UWC香港分校長は、「90年代、内戦で分断し、再統合される過程のボスニアの歴史が、分断した韓半島出身のハンソル氏に多くの影響を与えるという意味で良い学校だからだ」と話した。

一方、ハンソル氏は、「欧州から米国にいたる様々な国から来た人が教室で意見を交わすことができる点にひかれた。世界に対する理解を広げるのに役立つだろう」と話した。同校には34ヵ国から来た124人が在学している。



shcho@donga.com