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好業績は三星電子と現代自動車だけ、大半は世界的不況で業績悪化

好業績は三星電子と現代自動車だけ、大半は世界的不況で業績悪化

Posted October. 28, 2011 09:14,   

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上場企業が今年3四半期(7〜9月)の業績を続々と発表している。世界的な不況の煽りで、殆どが悪化した成績表を示した。しかし、韓国企業を代表する「ツートップ」、三星(サムスン)電子と現代(ヒョンデ)自動車は厳しい経営環境の中でも善戦した。

今年史上最高の業績を見込んでいる現代車は、「3四半期中に売上18兆9540億ウォン、営業利益1兆9948億ウォンを記録した」とし、「販売台数も99万1706台と、昨年の3四半期より9.6%増えた」と、27日発表した。今年から会計基準が変わって過去と直接比較するのは難しいが、事実上、史上最大の業績だった今年第2四半期(4〜6月)に続き、2番目に良い業績だ。

連結基準で現代車は、今年1〜9月、294万9914台の自動車を売って、売上57兆2789億ウォン、営業利益5兆9490億ウォンの業績を上げた。昨年の9月までと比較すると、売上は18.2%、営業利益は27.1%、販売は10.5%上昇した。

李元熙(イ・ウォンヒ)現代車財経本部長(副社長)は、「今年合わせて400万台以上の車を売って、目標を超過達成できると見ている」と話した。しかし、現代車は欧州の財政危機による景気減速で今後自動車市場の環境が厳しくなると予想した。特に、第4四半期からは大地震の影響で失った市場を回復するための日本企業の積極的なマーケティングと米国企業の攻勢で競争がし烈になると見ていた。

28日3四半期の業績発表を控えている三星電子は、これに先立って7日発表した暫定業績で、既に「アーニングサプライズ」を予告した。半導体の不況などで悲観的な成績を免れないという市場の予想と違って、スマートホンの善戦をベースに売上41兆ウォン、営業利益4兆2000億ウォン以上を見通し、史上初めて四半期売上対比営業利益率が10%を上回ると予想した。

しかし、三星の他の電気・電子系列会社は期待に及ばない業績を収めた。三星電気は昨年同期と比べて営業利益が73.9%、純利益が67.3%減少し、三星SDIも営業利益は65.3%、純利益は40.3%が減少した。

電気・電子業種の看板企業のLG電子、LGディスプレー、ハイニクス半導体も試練にさらされている。同日業績を発表したハイニクスは、09年第2四半期以後9期ぶりに赤字となった。3四半期の売上は2兆2910億ウォン、営業損失は2770億ウォンだ。売上高も昨年同期より30%、直前の第2四半期より17%も減少した。ハイニクスが赤字へ転じたのは、PCに組み込まれるメモリー半導体のDラム価格が急落したためだ。

金融情報企業のエフアンドガイドによると、27日まで業績を発表した約90社の中で過半数が第2四半期より営業利益が減少した。特に、鉄鋼、造船、金融業種の低迷が目立った。大韓航空も純損失が5243億ウォンに達し、同日業績を発表した現代重工業は前年同期比売上が11.3%増加したにも関わらず、営業利益が36%減少した。現代製鉄も急激なウォン安による為替差損のため、1271億ウォンの純損失を記録した。

業績発表を控えている企業も殆ど悪夢を予告している。それぞれの証券会社の見通しをまとめると、大宇(テウ)造船海洋、三星重工業などの営業利益が第2四半期より低下し、STXパンオーシャンと韓進(ハンジン)重工業は赤字観測が有力だ。



foryou@donga.com sublime@donga.com