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韓中通貨スワップ枠、284億→568億ドルへ拡大

韓中通貨スワップ枠、284億→568億ドルへ拡大

Posted October. 27, 2011 04:10,   

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韓国と中国は26日、両国中央銀行間の通貨スワップ枠を、現在の1800億人民元から3600億人民元(約568億ドル=約64兆ウォン)へと拡大することで合意した。

金滉植(キム・ファンシク)首相は同日午後、韓国を訪問した中国国務院の李克强・常務副首相と会い、このように合意した。これを受け、韓国銀行と中国人民銀行は14年10月までに、計3600億人民元の範囲内で資金を交換することができるようになった。韓中通貨スワップは、グローバル金融危機に見舞われた08年12月、同規模を1800億人民元へと増額したものの、来年4月、スワップ契約の期限が切れる予定だった。

両首脳は通貨スワップを含め、△雇用許可制、△韓国生鮮農産物の中国向け輸出と関連した検疫への協力、△電子商取引・政策協議会の設置の4分野について覚書(MOU)、または約定に署名した。

李明博(イ・ミョンバク)大統領は同日、大統領府で李副首相と会った席で、「スワップ枠の拡大が両国をはじめ域内金融市場の安定に貢献するものと期待する」と述べた。

李大統領は、李副首相が23日から25日にかけて平壤(ピョンヤン)を訪問し、金正日(キム・ジョンイル)総書記と会見したことに触れ、「両国の指導者が頻繁に行き来するのは、北朝鮮が中国の改革開放の成功事例を学ぶということでよいと思う」とし、「中国が、北朝鮮の非核化や改革開放に引き続き重要な役割を果たしてほしい」と述べた。李副首相は「金総書記と会って、踏み込んだ意見の交換をした。彼に韓半島の非核化実現や平和安定を守ることが重要だと、数度に渡って強調した」と話した。

当初、30分と予定とされていた今回の面談は、1時間近く行われた。しかし、大統領府の関係者は、「李副首相が金総書記と交わした具体的な会話の内容については説明しなかった」と伝えた。



srkim@donga.com january@donga.com