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米裁判所が一部却下、アップルの三星相手訴訟

米裁判所が一部却下、アップルの三星相手訴訟

Posted October. 20, 2011 03:11,   

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三星(サムスン)電子は、米裁判所で行われているアップルとの特許訴訟で、ひとまず有利な立場を確保した。世界9ヵ国で進められている両社間の特許訴訟で、最近相次いで敗北を喫した三星電子が反撃のチャンスをつかめるかどうかに注目が集まっている。

米サンノゼにあるカリフォルニア北部地区連邦裁判所のルーシー・コ(韓国名=コ・へラン)裁判官は18日(現地時間)、「公正な条件で特定特許の使用許可を受けようとするアップルの意図を、三星電子が歪曲した」というアップル側の主張を、「理由無し」と却下した。裁判所はまた、三星電子が反独占条項に違反したというアップルの主張も却下した。

今回の決定は、アップルと三星電子が相互の特許を侵害したと、反訴を起こした特許侵害本案訴訟の一部だ。コ裁判官は、アップルが訴状を変更することは可能であると明らかにした。

コ裁判官は、三星電子のギャラクシー・スマートフォンの米国内販売の禁止を望んだアップルの要求に対する判決は延期した。

米裁判所の決定は、オランダ裁判所が「フランド(FRAND=特許の無いメーカーが標準特許でひとまず製品を作った後、後で使用料を払うことのできる権利)規約」を取り上げ、三星電子がアップルを相手に起こした販売禁止仮処分申請を却下したこととは相反する結果だ。三星電子の関係者は、「最終判決が言い渡されず、まだ判断するのは早いが、アップルの主張の一部に対して根拠がないと判断されたことは歓迎する」と話した。



jaeyuna@donga.com