金総書記よりも金正恩氏？　労働新聞の紙面に変化

金総書記よりも金正恩氏？　労働新聞の紙面に変化. October. 18, 2011 03:06. shcho@donga.com. 北朝鮮のナンバー１の金正日（キム・ジョンイル）総書記よりも、後継者の金正恩（キム・ジョンウン）労働党中央軍事委副委員長にフォーカスを合わせた写真が、１７日付の労働新聞に掲載された。 労働新聞は１面から５面にかけて、金総書記親子が咸興市（ハムフンシ）主要企業所を視察したニュースを写真と絵で掲載し、１面に金正恩副委員長の姿が金総書記よりも目立つ写真を掲載した。 鄭成長（チョン・ソンジャン）世宗（セジョン）研究所首席研究委員は、「金正恩氏の顔にカメラのフォーカスが合わせらされ、金総書記と幹部の視線も金正恩氏に向いていた写真が掲載されるのは、これまでは想像もできなかった場面だ」とし、「８０年代半ば、後継者金正日の影響力が事実上、金日成（キム・イルソン）主席を圧倒し、労働新聞の１面に金日成主席よりも強調された金正日の写真が掲載され始めた現象と同じだ」と説明した。 統一部の関係者も、「最近の北朝鮮メディアを見れば、金正恩氏の単独写真を掲載するなど、傾向の変化が読み取れる」と述べた。